今朝も訪問活動を行いました。訪問を待ってくれている人がたくさんいたことを知りました。「もっと早く来てくれると思っていた」、「今回は来てくれないのかなぁ」などの意見を聞かせてもらいました。これほどの期待を持って待ってくれていたことに深く感謝するばかりです。人はご縁によってつながっています。人と人を結びつけるのはご縁であり、いただいたご縁は、いつか自分のところに跳ね返って来ます。良いご縁をつなげるように活動を続けています。
片桐章浩を支援する会による第34回目の議会報告会を行いました。県議会として二期4年の間に34回も議会報告会を開催できたことを誇りに思いますし、懇親会や清掃活動などを含めるともっと開催したことになりますから、4年間続けられてきたことに対して会長を始めする皆さんに心から感謝しています。
今回のテーマはいつもと違って学習会的な内容になりました。憲法について、公職選挙法について、死について取り上げました。
憲法に関しては基本的人権と幸福追求権について解説を行いました。渋谷区で同性による婚姻についての条例が検討されていることをテーマとして取り上げ、憲法上の問題点を説明しました。憲法上、婚姻は両性の合意によってのみ成立することとされていますから、わが国では同性同士の婚姻は認められていません。憲法で認められていない権利を条例で定めることはできませんから、渋谷区の条例案はあくまでも権利らしきものを具体化させて認める程度のものだと思います。区営住宅の入居を認めることや病院で家族と同程度に立ち会えることを認めるなど、個別具体的に定めることで権利が拡大しないようにしていると思います。
この条例案が可決されたかどうか調査していないため結果は分かりませんが、この条例が全国に普及していくことはないと思います。同性での婚姻の権利はわが国では認められていないものであり、それを条例で規定することはあり得ないからです。
時代が進み、将来その価値を認められる時代が訪れるかもしれませんが、わが国の現代社会においては認められる権利ではありません。一つの地方自治体、しかも渋谷区という地方都市にはない特性を持った地域の条例案だと考えています。
また公職選挙法に関しては疑わしいことを未然防止する観点から法制化されています。選挙期間中に候補者の戸別訪問を禁止しているのは、候補者が家屋に入ると何をしているのか分からないためです。戸別訪問をすることで金銭の授受があると推測することが可能です。家屋内部の出来事は外部から分からないからです。そのため公職選挙法では、疑わしいことを防止する目的で禁止事項を定めているのです。いよいよ統一地方選挙が始まります。公職選挙法に基づいた行動を取ることを説明しました。
最後のテーマは死についてですが、現在、社会的ひきこもりが多く存在していることから、放置しておくと個人の生命も地域社会も危険であることを話し合いました。その前段となる社会的ひきこもりの段階で対策を打つことが必要です。しかしそのことが難しいのですが、社会的ひきこもりは個人にとっても家族にとっても不幸ですし、社会にとっても人材の損失となるものです。国家を支える国民はかけがえのない存在ですから自由で健全な活動ができるようにすべきです。
死に至らせない社会的なしくみについて話し合いました。