活動報告・レポート
2015年3月9日(月)
ミニ集会

ミニ集会を開催してもらいました。午後3時から午後4時までの時間、主催してくれた会社の会議室をお借りしてミニ集会を行いました。主催してくれたNさん、参加してくれた皆さんに感謝しています。皆さんに支えられてこの場に立たせてもらっていることに感謝しています。 今日のミニ集会で行った内容は次の通りです。

  • 和歌山県とマハラシュトラ州との経済交流に関する締結について。
  • 和歌山県の道路行政について。
  • 和歌山市中心市街地再開発について。
  • 和歌山県における新産業創造の可能性について。

以上の4項目について説明を行いました。

和歌山県とインドのマハラシュトラ州政府は、観光交流や食品加工分野での経済交流を促進・拡大することに関する覚書の締結を行っています。これは平成25年10月9日に締結したものであり、マハラシュトラ州と友好関係の締結を結んでいるのは日本では和歌山県が初めてのことです。ムンバイがあるマハラシュトラ州とインドの中でも経済規模の大きい大きな州であり、友好関係を締結したいと希望する県は多いのですが、これまでどの県も関係構築に至りませんでした。和歌山県が初めて友好関係を締結できたのは田辺市出身でムンバイに住んでいる日本人の存在があったからです。ご縁をつないでムンバイ政府に辿り着き、そこから覚書を締結することになったのです。小さな力とご縁を結ぶことが大きな成果になりました。

経済都市ムンバイではエネルギーが不足しています。太陽光発電の導入などの分野で日本人が活躍していますが、エネルギー分野に関する協力などの話も含めて、経済交流を促進するための覚書を結んでいます。和歌山県では巨大なインド市場を目指す支援体制を整えています。地元企業の事業拡大のためにインド進出を期待し応援するためのしくみを確立させていきます。和歌山県では国際交流にも力を入れています。

和歌山県の道路行政に関しては、平成27年開催の紀の国わかやま国体に合わせた計画を立てていましたが、幹線道路となる京奈和自動車道紀北西道路と和歌山岬道路の開通時期が平成28年度と計画変更されました。道路工事の遅れが原因ですが、地権者との折衝と道路工事の安全確保のために、残念なことですが計画変更はやむを得ないものです。

また和歌山南スマートインターチェンジに関しては、平成30年度の完成を目指して計画を進めているところです。これは和歌山県の事業として早期完成を進めているところです。

和歌山市内の都市計画道路は和歌山市が事業主体となりますが、場合によっては和歌山県が事業を行う場合もあります。和歌山市が単独で事業を行うよりも和歌山県が協力することで予算規模が拡大されることになるので、事業の進捗が図れることになります。和歌山市内の都市道路計画を進めるためにも和歌山県が和歌山市と協力して進めることも考えていますので、和歌山市の道路の利便性を高めるためにも道路行政を推進していきたいと考えています。

和歌山市中心市街地再生に関してはJR和歌山駅周辺の再開発計画を進めたいと考えています。中心市街地再生のためには二つの取り組みが必要です。一つは定住人口を増やすこと。もうひとつが交流人口を増やすことです。若い人から高齢者まで、誰でも中心市街地に暮らしてもらうことで利便性が確保できます。中心市街地は既にインフラが整っている地域であり、病院やスーパーなども揃っているため暮らしやすい環境にあります。また市街地が周辺部に拡大することでインフラに関る予算が改めて必要となりますが、既に整っている地域に住んでもらうことでこれらの予算は必要ありません。

また駅前を中心とした地域に交流拠点を設けることで、この場所が人の集まれる空間となります。交流人口が増えることで経済活動は活性化していきますから交流拠点になり得る施設の建設も行いたいと考えています。

和歌山県における新産業として資源産業が有望だと考えています。残念ながら資源産業の拠点となるのは和歌山市ではありませんが、和歌山県に新しい産業が生まれることで経済の活性化や雇用が生まれますから和歌山県として開発を推進させたい事業です。メタンハイドレードや海流発電は資源産業やエネルギー産業になる可能性を秘めているので、10年後を目処として開発を進めたいと考えています。

既に和歌山県としてメタンハイドレードの調査は三年目を迎えていますし、海流発電の可能性調査も進めています。和歌山県の将来に期待して欲しい計画です。

以上要約しましたが、夢と希望の感じてもらえる取り組みについて説明しました。