活動報告・レポート
2015年3月4日(水)
和歌山県の課題
辻立ち

今朝も朝から辻立ちを行いました。冷たい朝でしたが、今日は太陽が昇り暖かさを感じることができました。冷たい朝に太陽が昇っているに感謝するばかりです。改めて太陽の暖かさと存在に気付かされました。当たり前のことはない。そんな当たり前のことを感じることになりました。一日の始めに太陽に感謝し、今日という日がスタートしました。寒い朝には太陽の恵みに感謝しています。

食品業界

食品業を営んでいるHさんの会社を訪ねました。社長の奥さんには、先週開催した紫蘭の会に参加してもらっていることから、お礼を兼ねて訪問したものです。話し合いをしていると、「和歌山県の食品産業の景気は良くない」ようです。消費が落ちていることと光熱費の値上がりによって利益率が低下しているようです。「都市部の輸出関連産業は好調ですが、和歌山県まで効果は巡ってくれません」と話してくれたように、食品業界は実感できるところまで至っていないようです。

好循環

時々立ち寄っているカフェに行くとお客さんで賑わっていました。オーナーが「みんな常連のお客さんです」と紹介してくれたことに感謝しています。このカフェは家族的な雰囲気で近くの人が毎日のようにコミュニケーションの場として利用しているようです。

「片桐さんは妹の活動を支援してくれているので応援しています」と激励してくれました。好意は巡り巡って自分のところに戻ってくるものです。このような好循環を大切にしたいものです。

例会

和歌山ゴールドライオンズクラブ指名例会が開催されたので参加しました。指名例会とは新年度の役員を会員理事が指名するもので、事実上、新しい年度の役員が誕生することになります。厳密には新役員の立候補をするのが指名例会で、4月に開催される選挙例会で新役員が決定することになります。

本日は会員理事が指名した役員に対して他に立候補者がなかったことから、4月開催予定の選挙例会において新役員体制が決定することになります。新役員の皆さん大変な時期に役員を担ってもらうことになりますから、よろしくお願いいたします。また現体制の役員の皆さんには一年間の活動に深く感謝しています。

和歌山県の課題

県外資本の会社を訪問し社長と懇談の時間をいただきました。平成26年に和歌山県に赴任している社長から、和歌山県は初めての勤務だと聞きました。外部の人の印象は県政に関わる一人として、県外の人の意見は政策を考える上で参考になりますから和歌山県の印象を聞かせてもらいました。いくつかの意見を伺いましたが、経営者の視点から厳しい意見が続きました。

  • 県内就労の機会が少なくて限られていること。これでは若い人が県外に流失します。
  • 所得が低いこと。この業界の所得ですが、これまで勤務していた勤務地では年月収が約20万円でした。ところが和歌山県では約14万円で済んでいます。都会と比較するのは無理がありますが、所得に差がありますから若い人は県外、具体的には「大阪で就職しているのではないですか」と話してくれました。
  • 赴任した市ではコンビニのアルバイト単価を見ると所得水準とまちの活気度を計ることができます。和歌山市内のコンビニのアルバイト単価を見たところ750円程度でした。首都圏では1,000円を超えていますから所得に大きな差があります。
  • 所得が低いのに物価が高いことに驚いていること。大阪市や福岡県と物価に差がないことや、場合によっては和歌山市の方が物価高のこともあるので、生活が楽ではないという感想です。そして商業地の賃貸価格が高いため「企業は進出しないのではないですか」という質問がありました。
  • 金融機関からの融資が難しいことも驚く材料になっています。地元金融機関が地元企業を育成しなければ、他府県の金融機関は和歌山県内の企業に融資をしてくれません。金融機関が地元企業への融資を絞っていると地域経済は動きません。

以上が他府県から和歌山県に来た経営者からの意見です。企業誘致、雇用の確保、所得上昇、そして地元企業への貸付を容易にすることが地域活性化につながります。和歌山県の現状と将来の課題を考えさせてくれる会話となりました。