活動報告・レポート
2015年2月25日(水)
道路計画変更
県議会

和歌山県知事から県の姿勢として「前例がないのでできない」だとか「予算がないからできない」という言葉は禁止しているという答弁があり、県行政の姿勢を心強く感じました。所謂、評判が良くない役所言葉の使用を禁止しているということは、一歩前に出る仕事に挑戦する姿勢を示しています。

和歌山県が仕事に挑戦した事例としては近年制定した条例があります。危険ドラッグを規制する条例は、当時は全国で初めての条例制定でした。この条例は憲法上の営業の自由を縛るものですから果敢な挑戦の姿勢があったから制定できたものです。この条例のお蔭で危険ドラッグは和歌山県には入らないようになりました。この条例は主に青少年をドラッグの危険から守るバリアのような役割を果たしています。法律や条例は危険な行為などに歯止めを掛け、県民の方を危険から未然に防止する役割を果たしています。

もうひとつが環境上の観点から、危険な廃屋を取り壊すことができる条例です。これは憲法上の財産権を侵す恐れがあるものですが、和歌山県の環境保全と廃屋倒壊などの危険から県民を守ることに挑戦した条例です。

どちらも憲法上の問題があるものの県民の健康や命を守るために条例化したものです。和歌山県の姿勢を感じてもらえると思いますから紹介します。

一般質問が進んでいますが、県政の課題を認識できますし前向きに改善しようとする姿勢も感じられるので議場は勉強の場になります。

道路計画変更

国土交通省近畿地方整備局から、直轄事業の事業計画予定についての発表がありました。残念な計画変更があるため変更点を記します。

  • 京奈和自動車道紀北道路の完成予定が、平成28年度に変更となりました。これまでは平成27年度完成予定としていましたから大幅な計画変更となります。和歌山県としては平成27年度完成予定であっても、できる限り平成27年9月の紀の国わかやま国体開会までに完成させて欲しいと強く働きかけていましたが、国体開会前ではなくて、1年遅れの計画変更となったことを残念に思います。
  • 和歌山岬道路の完成予定も平成28年度に変更となりました。和歌山岬道路とは第二阪和自動車道のことですが、これも平成27年度完成予定で、しかも紀の国わかやま国体開会までに完成させることを目指していたものです。完成するものと思ってみなさに伝えていただけに、これも残念な計画変更です。第二阪和自動車道も完成は1年遅れとなります。

和歌山市にとって大切な道路計画が平成28年度完成予定となったことから、問題が発生することになります。紀の国わかやま国体までにこの二つの道路が完成すると見越していましたから、計画変更で完成しないとなると周辺道路の渋滞が予想されることになります。和歌山市に入るため道路の侵入方法を再検討する必要が生じます。

和歌山県としては完成部分から順次共用を開始することを求めることになりますが、何としても引き続き早期完成を働きかけていきたいと思います。

議会中に国土交通省近畿地方整備局から重大な計画変更が発表されたことから、関係する議員連盟を開き説明を受けたものです。残念なお知らせを皆さんに報告することになりました。引き続き可能な限り早期完成を要望していきます。

フロリダ州
フロリダ州

和歌山県と姉妹都市の提携をしているフロリダ州から、二人の青年が和歌山県を訪問してくれました。フロリダ州からに東京に入り、そこから自転車で日本を巡っています。二人は三重県から紀伊半島を回って和歌山市に入り、和歌山県庁を訪問してくれたものです。歓迎の意味を込めて関係者でお迎えし昼食を共にしました。本日和歌山県を周回しその後関西から中国、九州、沖縄に向かう予定になっています。和歌山市内では和歌山県立美術館の見学と茶道体験をしていただくことになりました。二人の青年が和歌山県を訪ねてくれたことは和歌山県とフロリダ州の姉妹提携の賜であると思っています。

平成27年度は和歌山県とフロリダ州が姉妹提携をしてから20年目の記念すべき年となります。平成27年11月から和歌山県知事を団長とする訪問団を結成し、記念式典のためフロリダ州に行く予定となっています。県議会、県民の皆さんで訪問団を結成しますから、今日の二人の青年の訪問は和歌山県とフロリダ州との友好を深めるための契機となりました。

懇親会

夕方からは懇親会に参加しました。先輩方との懇親会と後輩達との懇親会です。どちらの懇親会も交流を深められる機会となりましたこと感謝しています。