和歌山県議会定例会は平成26年度の補正予算案に関する常任委員会の報告と採決を行いました。補正予算案に関する議案は全て可決されました。午前中は補正予算案の採決を行い、午後からは一般質問と特別委員会が行われました。
一般質問では平成27年度の新政策や地方創生、健康寿命に関する質疑が交わされました。議場で紹介されたことですが、幸せな都道府県の中で全国一に輝いたのが福井県であることを知りました。「日本一の学びと育ち」を目指していることが県民から評価されているようです。子どもに恵まれていることが幸せだと言われていますが、福祉県の評価を聞くと、当たっているように思います。参考までに二位が東京都で、文化や娯楽が何でも揃っていることが評価されています。三位が長野県と続きますが、では和歌山県の順位はと言うと、41位となっていました。和歌山県の評価は「安心して介護を受けられることができる」県だというものです。ヘルパーさんの人数が日本一多いそうです。ただ正規雇用率が全国で39位になっているなど、労働や雇用に関する指標が低くなっていて、高齢化している県であることが分かります。
和歌山県はどの分野でも40位台だと言われていますが、幸せ指数でも47都道府県中41位となっているように、全国の中の位置は変わらないものです。どんな分野でも上位に位置する県は他の分野でも上位にいますが、スポーツでも学力でも全国的に低い県は、やはりどの分野でも位置は低くなっているようです。
和歌山県は高齢社会であることが分かりますし、若い人の就職の難しさや雇用が不安定であることから幸せ度は低いように思います。
一般質問終了後は、防災・国土強靭化対策特別委員会が開催されました。今年1月14日に抜き打ちで開催された「職員参加訓練」の結果を示してくれました。参集率は30分後では19.3パーセント、90分後では72.7パーセントの実績となっています。職員さんが非常時に迅速に集まれるような対応を防災の所管では指示しています。
特別委員会では採決事項がなく審議を終了しました。県議会では来週から本格的な一般質問に入り、平成27年度当初予算案と新政策に関する議論が繰り広げられることになります。
夕方からの懇親会にお招きをいただきました。挨拶の中で決意表明と最近の活動について挨拶をさせていただきました。
日頃からのご支援に深く感謝しています。従来は県政報告から入らせてもらっていますが、時節柄、最近の活動に絞って報告させてもらいます。先月から主に役員の皆様方に協力をしてもらって訪問活動をしています。厳しい状況の中ですが、温かく迎えてもらえていることに感謝しています。有り難いことに役員の皆さん方から紹介してもらった先では、このように歓迎してもらっています。
昨日、一緒に訪問活動を行いましたが、最後に行ったところの対応に感動しました。最初には叱咤されているような現状の意識のあり方や、現実的な質問などがあったことから対応しました。
Hさんの父親が和歌山県で育てられお世話になったことから、子どもに対しても和歌山県の持つ昔と変わらない環境を嬉しく感じてくれていることが分かりました。「父が育ててもらった和歌山県なので恩返しをしたいと思います。私は父が育ててもらった和歌山県を元気にしたいと思っています。愛しています」と話してくれたように、和歌山県を誇りに感じてくれています。
このような小さな力に支えられ、応援してもらっているのですから、この声や意見を県政に届けなければならないと思っています。小さな声や意見を大きな力に変えていくのが私の役割であり、小さな力を結集させて大きな力を持つことが和歌山県発展へとつながるものだと確信しています。
和歌山市では今春の統一地方選挙に向けて激しさを増しているところですが、お集まりの皆さんの声や意見を届けるためにも負ける訳にはいきません。皆さんからの期待を背負ってこれからも活動させてもらえることを嬉しく思っています。支援してくれている皆さんには最後まで一緒に駆け抜けてくれることを期待しています。ありがとうございます。
その後、懇親会に参加しました。集まってくれた仲間との懇親会は、楽しい会話で盛り上がりました。「こんな大事な時に、一緒に食事を取ってくれるなんて思ってもいなかったです。ご一緒してくれるだけで嬉しいことです」と話を聞かせてもらいました。しかしご一緒できて喜んでいるのは私の方ですから感謝しています。