社会福祉法人スミや福祉工場の安全大会に出席いたしました。毎年開催されている安全大会ですが、今回は業務上無災害7,000日を達成した記念すべき大会となりました。無災害を7,000日も継続している職場は他に知りません。一口に7,000日と言っても年に換算すると19年ですから、これだけの期間無災害を続けていることは素晴らしいことです。
経営で大切なことはコスト、品質、安全、お客様満足などが代表的なものですが、中でも安全は最も重要な経営資源です。安全文化を確立することは簡単なことではなく、企業の体質、そして職場に根付かせることは粘り強い改善と年月を要します。
19年間も無災害を継続していることは職場にしっかりと安全文化が定着していることを示すものです。19年間も無災害を継続していることは、即ち、スミヤ福祉工場にその実力が備わっているということです。安全に対する職場の実力が備わっている福祉工場ですから、仕事の品質もコストも優れているということが言えます。一時が万事といいますが、職場の安全は企業品質の全て大切な文化ですから、それを達成できていることは誇るべき文化を有している組織だと思います。
そして職場の無災害7,000日を達成していますが、次の目標として無災害継続7,500日を掲げていました。次の目標は10,000日など高いところに持って行きたいと考えたと思いますが、この一年で達成できるのは7,500日です。一気に10,000日の無災害を達成することはできませんから、先ず自分達の取り組みで達成できる最大の喜びを掲げて、それに向かうことは素晴らしいことだと思います。
職場の安全意識を再認識し、新しい年度も無災害を継続するため誓いを行った大会は緊張感があり、自らの行動においても安全第一という意識を確認させてくれるものでした。
安全行動は当たり前過ぎて意識を向けなければ薄らいでしまいます。無災害が継続すればするほど、それが当たり前のことになってしまうので行動意識の外に置かれてしまいます。そんなことのないように一年に一度安全大会で歯止めを掛け、安全意識を高め、みんなで行動を確認することを実践しています。
こんな素晴らしい安全大会に参加できたことを誇りに感じています。
Mさんはお弁当を販売しています。手作り弁当ですから毎日、早朝から材料の仕込みに入ります。冬場の朝は辛いのですが家族のみんなで助け合いながらお弁当を作って、午前中に来てくれるお客さんを待っています。
従来は500円の弁当でしたが、消費税が8パーセントになってからは価格を改定して520円にしています。20円の価格改定は必要なことですが、値上げになっているためお客さんが減少していることを聞かせてくれました。20円の値上げをしないことには光熱費と材料費、そして消費税分の値上がり分を吸収できないのです。材料費には容器の費用も含まれていて、弁当の容器の価格についてはメーカーから値上げの通知が来るだけで、従わざるを得ないようです。
「これまで私達のお弁当はワンコインで販売できていたのですが、20円の価格改定は売り上げにとっては打撃です。本当は値上げなどしたくないのですが」と話してくれました。
和歌山市に存在している皆さんの小さな声を聞かせてもらっています。
Oさんからは私のブログを「読んでいます」と聞かせてくれました。そのため活動の様子を知ってくれていますが実際に会う機会が少ないため「活動は七夕になったら駄目ですよ」と伝えてくれました。ご指摘の通りで、やはり顔を合わして話をすることで親密感を保つことができます。活動の原点を知らせてくれた一言に感謝しています。
今日最後に訪問したHさんから「育ててくれた地域ですから愛しています。何とか再生して欲しいと思っています」と、故郷を思う素敵な思いを聞かせてくれました。「父親が私を育ててくれたのですが、父親が働いていたところがここです」と故郷への愛情と今もここで暮らしていることへの感謝の気持ちが伝わってきました。一日の最終に感動する話を聞かせてもらえたことを嬉しく思っています。明日につながる思いを持つことができています。