紀の川市で発生した小学生殺人事件を契機として、和歌山市内の有家自治会では防犯啓発用の貼り札を作成しました。「みんなで協力して子どもたちを犯罪から守りましょう。不審者を発見したらすぐ110番」という書き込みをしています。作成者は有家西自治会地域安全推進委員、和歌山東警察署と記されています。地域が連携し今回事件に早期対応している姿勢に脱帽です。
日頃から地域や交通安全に関する活動をしている自治会であることから、問題意識を持って迅速な対応をしているものだと思います。自治会長を訪ねて話を聞いたところ、「以前から不審者が出没したという情報が入る度に地域で何か対策を実施したいと考えていました。今回、紀の川市で事件が発生したことから早く対応しなければと思いました」と話を聞かせてくれました。
日常からの問題意識と行動力が地域としての取り組みにつながっています。日頃やっていることが実行できることであり、日頃実施していないことに咄嗟に反応できないのが人間です。日常からの訓練や反復訓練の必要性が言われていますが、防犯や防災活動は対策を続けることが本当の対策です。迅速な対応ができているのは日常からの地域の取り組みができているからです。この取り組みを模範として、地域で暮らす私達にできることを考えます。
家具工場を訪問し社長と懇談する機会をいただきました。和歌山市で家具を製造していて主に首都圏で販売をしている会社で、和歌山県の名前を首都圏で広げてくれています。
家具には価格帯がありますが首都圏で売れているのは比較的高級家具だそうです。レジデンスマンションで暮らしているお客さんは高級家具を選択する場合が多く、その価格帯の売れ行きが好調だと伺いました。レジデンスマンションで暮らしている人は生活にゆとりを感じたいと思っていることから、その視点で家具選びをしています。生活空間を豊かにすることで心にゆとりを持ちたいと考えているようです。
それに対して地方都市では高級家具の販売は苦戦しているようで、どちらかと言うと低い価格帯の商品が売れ筋になっています。それが良いとか悪いとかいう問題ではありませんが嗜好の違いが感じられます。地方都市では自動車が必需品であることから高級車を購入する家庭があっても家具にお金を費やす人は少ないと推測されています。しかしそれだと生活空間に豊かさが感じられないことから、心のゆとりに違いが出てくるので、毎日の生活を過ごす家庭には高級家具という選択も考えて欲しいという経営者の思いを聞かせてもらいました。生活空間を豊かにすることは人生を豊かにすることだということです。
地方都市で暮らす豊かさを実感するためにも家具のあり方を考えてみる契機となりました。和歌山市で家具を製造しているのに、主に首都圏のお客さんが顧客となっているのはもったいないと思います。和歌山県産のブランド家具があることを知って応援したいと思っています。
県議会報告のため皆さんの自宅の訪問を行いました。同行してくれたFさんとNさんは今日の訪問のために、二日間かけて事前に訪問予定先を訪ねて、「2月10日の火曜日のこの時間帯は居てくれるように」と依頼をしてくれていました。そのため訪問した先では皆さんが待って、今日の訪問を歓迎してくれました。お二人の厚意と待ってくれていた皆さんに有り難いことだと感謝するばかりです。
こうして挨拶ができる機会を与えてくれていることは嬉しいことであり、感謝以外の言葉は見当たりません。皆さんの応援と期待に応えられるような活動を行う所存です。ありがとうございます。
隔月に開催している鬼会は13年間続いています。今日参加させてもらったのですが、今年最初の開催日だったことから新年会の雰囲気がありました。13年間も続いているということは今日で78回目の開催となります。長く続いているものに参加させてもらい、会員として迎え入れてくれました。「もう仲間や」という言葉に感謝しています。