和歌山県田辺市で日本郵政グループ労組和歌山連絡協議会の新春の集いが開催され、参加させてもらいました。和歌山県内の各事業所の労組の役員の皆さんと経営者側からも幹部の皆さんが出席した新春の集いで学ぶことがたくさんありました。
日本郵政グループは年末と年始は年賀状の仕分けと配達で輻輳時期ですが、昨年は総選挙があったためその郵便物でも忙しい時を迎えていました。年明けからは春闘、統一地方選挙、秋の株式上場へとつながる課題があり、組織として大変な時期を迎えています。組織には外からは分からない課題があり、それに対応している会社と組合の方々の取り組みに頭が下がる思いです。
仕事や組織は構成する全ての人に支えられて上手く機能しています。現在、所属している一人でも欠けたら上手く機能しなくなる恐れがあります。組織にとってそれほど人は大切な存在なのです。人を大切にする組織であれば、人は組織を大切に守ろうとします。そんな強さと温かさを感じることができました。
新年の集い開催に際して、私からも挨拶の時間をいただきました。
新年おめでとうございます。今回は、新春の集いに招いていただいたことに感謝申し上げます。先ほどから役員の皆さん、会社幹部の方々の挨拶を聞かせていただき、現在直面している課題を知ることができました。日本郵政グループの株式上場や労働法制改正の問題など国レベルの課題ばかりですが、県レベルの対応が必要な課題があれば、皆さんと一緒に対応していきたいと思っています。日本郵政グループのサービスレベルや仕事の品質、親書を安価に届けてくれることなど県民である私達の日常に欠かせない存在だと思っています。これからも和歌山県と共に成長していくための一助となる活動をして参りたいと考えています。
さて挨拶を聞かせてもらいながら、もうひとつ思い出したことがあります。私と郵政の関わりですが、学生時代に郵便局でアルバイトをした経験があり、それは年末から年始にかけての年賀状の仕分けと配達でした。初めて自分の力でお金を稼いだ経験をさせてもらったのが郵政グループさんでした。苦労をしてお金を稼ぐことの経験は忘れることはありませんし、給与としていただいたお金を受け取った時の嬉しさも忘れられないことです。
自分でお金を稼いで自分の欲しいものを買う。個人の経済活動の基本となることを学ばせてもらいました。その後、有り難いことに毎年のように電話をいただき年賀状配達のアルバイトをさせていただいたことに感謝しています。そのご縁が今に続いていると感じています。
さて県議会ですが皆さん方の思いを県政に届けていきたいと思っていますから、今日いただいた課題について、これから発生する課題への対応について、執行部の皆さん、会社役員の皆さんと共に行動を起こしたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、県議会議員として二期を務めさせてもらっています。有り難いことに今回も皆様から推薦をいただき戦うことになりました。皆さんからのご支援を力強く感じていますし、期待に応えられるよう全力を尽くしたいと思っています。
皆様方のご健康と組織の発展を心から祈念して挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。
以上のような挨拶をさせてもらいました。大きな課題に挑戦している組織の強さと逞しさを感じながら、新春の集いの中で意見交換を行いました。意見交換の中で一人の役員さんから、人との信頼関係においては人柄が全てであると話がありました。「政治家を選ぶ基準は政党とは関係なく人柄で応援すると思いますよ」と話してくれたことも力強く感じています。