活動報告・レポート
2014年12月31日(水)
大晦日

もう大晦日。本当に一年が過ぎるのは早く感じます。今年一年に感謝し、出会った皆さんに感謝し、たくさんの出来事があったけれども、それでも幸せでいられたことに感謝しています。

今朝の始まりはOさんと出会いました。新年に向かって新しく始める事業構想を話してくれました。地球の気候が変動していることは情報として知っていますが、気温が3度上昇するとみかんは現在の産地では採れなくなるそうです。東北でみかんを植えなければならない時代が迫っていると聞かせてもらいました。そんな中、オリーブの産地は小豆島ですが、耕作面積が限られていることから産地を拡大しようとする動きがあります。既に九州ではオリーブ栽培を行っていて産地になっています。電力会社がオリーブ栽培に乗り出していると聞いて驚きましたが、事業の多角化と地球温暖化対策として三次産業に乗り出しているようです。

和歌山市内でもオリーブを栽培できる気候があるので、実行したいと言う思いを聞かせてもらいました。オリーブ油は健康への関心の高まりと共に需要が増えています。和歌山県産のオリーブを売り出すことを新しい年の目標にしていることを伺ったので、構想が計画へと発展する段階において支援することを考えています。

Yさん宅にお孫さんが遊びに来ていました。最初に市議会議員に立候補した時は小さい子どもでしたが、覚えているということで会わせてもらいました。現在は中学二年生で随分大きくなっています。子どもの成長と同じような速度で今も成長を続けられているかどうか自問しました。子どもに負けないように自分を高めたいと思いました。

お昼時間は尊敬する経営者と昼食を共にしました。今年一年は本当に色々な知識を与えていただいたことに感謝しています。実務経験から来る将来の見通しや方向性はとても勉強になっています。少し先を見通せる能力は事業家として大切な能力です。政治家も同じですが、人が見通せない少し先を見通せることは大きな力となります。将来を予測する能力は成功者に欠かせない力だと思いますが、そんな見通す力について学ばせてもらっています見通す力は歴史から学ぶこと、人と出会うこと、自分で確認できる情報源を持っていることから養うことができます。ノウハウはこれだけですが、これを実践することは難しいことです。

傍にいて感覚を掴む以外に見通す力を見につける方法はありません。大晦日の大切なお昼の時間を費やしてくれたことは嬉しいことであり幸せなことです。

午後からも訪問活動を続けました。

Nさんの事業所に先日お邪魔した時は「大晦日まで仕事です」と話してくれていたので訪問しました。本当に皆さんが仕事をしていました。しかも笑顔と元気よさは変わらずに「片桐さん、本当に来てくれたの」と声を掛けてくれました。「大晦日に仕事をしているのだったら来るって言ったでしょう」と笑顔で返事を返すと、飛び切りの笑顔で反応してくれました。会話を楽しんだ後、「大晦日頑張って。来年は良いお年になりますように」と伝えると、「飛び切りの良いお年になりますように」と元気に伝えてくれました。職場の皆さんの元気をいただき街に飛び出しました。

Yさん宅には初めて訪問しました。友人のYさんにも電話をしてくれて、集まったみんなで会話を楽しみました。

「片桐さんの噂は聞いていましたが、来てくれたことを嬉しく思っています」と切り出してくれました。「ずっと話は聞いていたのですが、こうして会うと大きいですね。みんなに話していますよ」と話を続けてくれました。

事前に話を聞いていたのですが、沿岸部であるこの地域の課題は津波からの避難についてであると認識しました。高台への避難経路の整備が地域としての課題で、この問題に対応していくことを話し合いました。津波が発生した場合、既存の避難所まで高齢者は逃げることはできないので近くの山に避難する経路を作りたいということです。防災対策の一環として、高台への避難経路の整備を進めたいと考えています。今日のところは、新年に入ってから現地調査などを行うことを約束しました。

そしてIさんとは、地域再生のための取り組みとしてバイオマス発電による雇用と経済効果を目指した取り組みに関して話し合いました。平成27年2月1日に、和歌山県内でのバイオマス発電の可能性についてのシンポジウムを開催することが決定しているので、それに参加することにしました。以前から和歌山市内でバイオマス発電を実施することについて話し合ってきましたが、その可能性が見えてきました。平成27年の取り組みを楽しみにしています。

皆さんとお会いして、それぞれの地域の課題に関する話し合いをすることができました。現地を訪問して話し合うことで見えてくるものがあります。県政に反映すべき課題も発見できますから、現地を訪問して皆さんと話し合うことは政治活動の基本だと再認識することができました。

これまで出会った皆さん、そして今年出会った皆さんに感謝申し上げ、大晦日を締め括りました。新しい年が飛躍の年になることを期待しています。