活動報告・レポート
2014年12月26日(金)
観光振興
挨拶

会社経営者が一緒に四ヶ所ある事業所を付いて回ってくれました。先日開催した会社の懇親会に参加させてもらったのですが、そのお礼を兼ねて現場を訪問させてもらいました。年末の時期なので交替勤務になっていましたが、懇親会に参加していたことを知ってくれていたので楽しく職場を訪問することができました。社長が毎日全ての現場を見ることはできないため、それぞれの事業所には責任者を配置して事業運営を行っていますが、どの職場も若く活き活きとした雰囲気が伝わってきます。ただ社長が事務所に入った時は緊張感が走ることを感じました。

常に明るく笑顔でいますが、節度を保った会社であることが分かります。新年の準備にも着手していて、新年、事業所の玄関には大きな生け花を飾ることにしています。その生け花は立派なので「近所の人も見に来てくれるのですよ」と説明してくれたように、近隣とのつながりも大切にしながら事業運営をしています。

社長は来年理事会で会長に就任に関することになっています。会長としての抱負は「社長は後任に譲り事業は任せます。私は地域との連携を築くための活動に専念しようと考えています。事業所のある地域の皆さんに可愛がってもらうことが事業発展につながると思うからです。地域の皆さんが欲しているようなことを事業所内の空きスペースで教室を開くことも考えています」と話してくれました。

社長と一緒の時間はとても楽しい時間となりました。年末の慌しい時間にご一緒してくれたことに感謝しています。

観光振興

官公庁などが仕事納めの今日、一年のご苦労さん会的な懇親会を行いました。一年に二度、同じメンバーで開催している懇親会ですが、とても楽しいメンバーなので、いつも盛り上がります。

今回は今年の紀州語り部としての活動に関して報告がありました。私の紀州語り部としての活動は、友ヶ島に皆さんを案内した一回だけでした。予定していた友ヶ島の案内があったのですが、台風の影響で友ヶ島の桟橋が崩壊したことで船の就航ができなかったことから中止となりました。新しい年も和歌山市の観光振興のために和歌山市の案内を行う予定です。

また紀の国わかやま国体開催に合わせて観光振興を図って欲しいとの要望がありました。紀の国わかやま国体開催時期はお客さんで賑わうと思います。特に宿泊部屋数が不足するホテル業界は、それに備えてお客さんを迎え入れる準備をしています。心配しているのは紀の国わかやま国体終了後の観光振興策に関してのことです。極端に和歌山市を訪れるお客さんが減少してしまうことを懸念しています。新しくホテルが建設されて宿泊部屋数が増えることによって、既存のホテルにお客さんが回らなくなってしまうからです。仮に新しいホテルで100室増えるとすれば、その100室が埋まってから既存のホテルにお客さんの予約が入るという状況になるそうです。紀の国わかやま国体が終わった後の和歌山市の観光について真剣に議論をして備えて欲しいという要望です。

紀の国わかやま国体開催前ですが、ポスト国体は今から考えていく課題です。一致団結して地元開催の国体を応援しようとしているのですが、その後の懸念を払拭できるように対策を検討しておきたいところです。

「和歌山市にとって観光は大きな産業になると思います。飲食や宿泊の入り込みが減少しないように継続的な観光振興を図って下さい」と依頼を受けました。

合わせて観光振興策として、JR和歌山駅前の観光案内板に関して要望がありました。現在、JR和歌山駅前には和歌山市の観光案内板が設置されています。しかし和歌山県内の観光案内板が設置されていないことから、和歌山市を訪れ、その後、和歌山県内に観光に行こうと思ってくれている人に対して位置関係が分かり難いということからの依頼です。観光の仕事に携わっている方からの意見なので現場からの意見として捉えています。

同じく観光施策に関しての要望です。和歌山県庁内にある和歌山県議会初代議長の濱口梧陵氏の銅像がありますが、人物の解説がありません。正確には銅像の裏側に解説文があるのですが、正面からだと分かりません。銅像の正面に人物紹介や功績などを解説文として設置して欲しいというものです。和歌山県の偉人を称える意味から尤もなことです。

そして平成27年は和歌山県出身の保田龍門氏が死去してから50周年を迎える年になります。画家であり彫刻家の保田龍門氏は和歌山県庁内のレリーフ、紀陽銀行本店の壁面のレリーフ、和歌山女子刑務所内にある絵画など、和歌山市内でもその作品に触れることができる身近な存在です。しかし平成27年に没後50年を迎えることは知られていません。和歌山県の芸術家を称えるための催しが必要ではないでしょうかという意見も出されました。観光施策を中心に思っていることを話してもらいました。これらの案件に対しては対応したいと考えています。

「この会で片桐さんと一緒に話ができるので楽しみにしています。次回の懇親会は6月なので長く感じますが楽しみにしています」、「いつもブログを見ています。今日のことも書いて下さいね」などの意見をいただきました。楽しい懇親会を終えた時、今日も終えることになりました。