活動報告・レポート
2014年12月25日(木)
在宅医療
在宅医療

医療の世界では2025年問題という言葉があることを知りました。団塊の世代が後期高齢者に突入する時期が2025年だそうです。現在の医療体制で対応できなくなる恐れがあるので、在宅医療の考え方を取り入れようとしているそうです。元気な高齢者であれば医療機関に通院することができますが、健康を害した後期高齢者が通院することは容易なことではないからです。かつてのように往診する医師は少ないと思いますから、病院として在宅医療の考え方を取り入れることが地域の医療として大切なことになるようです。

その準備として病気で病院に入院した高齢の患者さんを介護施設に戻ってもらうのではなくて、自宅に戻れるようにしなさいという国からの指導もあり、医療現場では対応に追われているようです。

健康で長生きをして欲しい、健康で長生きをしたいと誰でも思っています。そんな人間的な思いを実現させるために医師や病院関係者は考えてくれています。医療関係者との話し合いの中から、2025年問題への対応という使命感に溢れた計画を検討していることが分かりました。和歌山市であれば利便性の高い場所、移動の容易な場所に医療施設が必要だと思いました。和歌山市中心市街地の中に医療施設や福祉施設、居住施設を配置して、2025年問題に備えた街づくりを考えたいものです。

国の借金

現在、日本国債の長期金利が上昇していないのは日本の実力を評価されたものではなくて、アメリカやヨーロッパの経済よりも日本経済の方が「まし」だと評価されているからだと聞かせてもらいました。国債の長期金利が上昇すると将来に不安を残しますが、そうなっていないことに感謝したくなります。

現在の国債の金利であれば利息だけを返済し続けられる範囲なので、財政上運営できると思います。国債の満期が到達しても元金の支払いに関しては、再度、国際を発行すれば良いだけですから、国と地方に1,000兆円の債務があっても行き詰ることはありません。借金の借り換えをしていくだけなので、元金が膨らんでも問題が表面化することはないと思います。

ただアメリカやヨーロッパの景気が回復すれば資金が日本から流失しますから、国際価格は下落することになります。その結果、国債の長期金利が上昇すれば、国債のランクが2段階は低下すると聞かせてもらいました。現在でも中国や韓国よりもランクは下ですが、これ以上引き下げられるとアフリカ諸国並みの評価となり、市場から資金を集めることが難しくなります。

国債発行を増やした結果、国際経済の動向によってその価値が下がることも予想できますから、将来の国の借金と共に信用力の低下が懸念されるところです。

それを防ぐためには成長戦力と言われる第三の矢が必要ですが、そんな成長戦略は見当たりません。また投資すべき成長分野も見つかっていません。不況に陥った高橋是清の時代も金融緩和をして当時の経済を再生させましたが、経済再生が成功したのは第三の矢があったからです。当時の日本は軽工業から重工業へと大きな転換期を迎えていました。成長する分野があり、その成長企業は多くの資金を必要としたのです。

現在の日本には多く資金を必要とする成長分野や成長企業は見当たりません。金融緩和の結果、多くの資金を抱えているのは金融機関だけで、その金融機関は投資する企業がないため資金を抱えているだけになっています。

これでは日本経済が成長カーブを描くことはありません。第三の矢の出現を待つか、この辺りで金融引き締めを行うか、日本経済は岐路に立っているように感じます。

訪問活動

挨拶に伺ったところ、歓迎してくれた皆さんに感謝しています。明日で仕事納めの会社もあり慌ただしくしていましたが、今年の成果を締め、新しい年に向かおうとする気持ちがあることから、職場が新しい空気に包まれているように感じました。寒い中でしたが元気をいただきました。ありがとうございます。