活動報告・レポート
2014年12月8日(月)
一般質問打ち合わせ
一般質問打ち合わせ

平成26年12月県議会定例会の一般質問の打ち合わせを行いました。私の登壇予定は12月12日の金曜日の午後1時からです。通告は12月10日のため一般質問項目をまとめているところです。今回は中国視察の報告、紀の国わかやま国体の総合優勝に向けた取り組みについて、空き家対策についての三項目を予定しています。

中国視察は10月に大連市の見本市に参加した結果報告と、和歌山県の果実を中国に輸出していくための取り組みについて質問を行います。中国は日本の果実の輸入を認めていません。わずか青森県のリンゴと鳥取県の梨の輸入を認めているに過ぎません。世界最高水準の和歌山県産の果実を輸出したいのですが検疫の壁があり実現できていません。

和歌山県からは国に対して、国は中国に対して継続して要望をしているところですが、協議開始に至っていないのが現状です。和歌山県が国に意見具申しても難しい問題ですが、継続して訴えることで将来の道筋をつけられるように取り組みたいと考えています。

紀の国わかやま国体に関しては、今年開催した長崎国体では総合16位に終わったことから、来年の総合優勝を目指すためには一層の競技力向上が必要となっています。個別にはセーリングやなぎなたなどの競技が優勝をしているように実力を発揮したものがありますから、実力のある競技への支援と参加競技の実力向上を図る取り組みを求めています。

そして空き家対策は切実な問題であると捉えています。和歌山県の空き家率は約18パーセントで全国でもトップクラスの状況です。この事態を打破するためにも空き家への対応が必要ですから、県として市町村との連携を図り取り組みを強化するように求めたいと考えています。政府では空き家への固定資産税の軽減措置を見直す方向で検討をしていますから、県としてもこの機会を捉えてより一層空き家対策に取り組んで欲しいと考えています。そのための協議会の設置、和歌山市との連携などを図り、対応することを求める予定です。

また中心市街地の空き家はリノベーションを図り再生することは可能だと思いますから、国の補助制度を利用した取り組みが期待できます。固定資産税の高い都市部では、土地の利用を図るため高層化しなければ採算ベースに乗りませんが、和歌山市の場合は首都圏や大阪市内と違いますから、同程度に高層化する必要はありません。小さな規模の空き地であっても活用方法があると思いますから、和歌山市の特徴を生かした再生を考えてみたいと思います。

空き地利用は県や市町村が対策を検討すべきものですが、具体的な活用は民間事業者が行うべきものです。活用計画を策定する際に民間事業者に参画してもらって、計画ができた後の具体的行動を起こせるようにすれば良いと考えています。空き地利用の具体策まで行政が考えても上手くいかないと思いますから、民間事業者が利用しやすい形を整えた活用計画とし、有効な利用を委ねることも考えてみたいと思います。

活用できない空き地だと思っていても、専門家に見てもらうと利用できることも考えられます。インターネットが整備された当初、このシステムが収益を生み出せると考えた人は少ないと聞いたことがあります。情報の道筋を整えることで情報が新たな流通形態になりお金になるしくみを作り上げた事業者がいます。空き家も同様に現在の姿では利用できないと思っていても、更地にすることで利用価値が生み出せる可能性があります。

とにかく動くことで収益を生み出せる事業にすることも可能ですから、空き家対策について議場で議論したいと考えています。

その他
  • 尊敬する経営者と昼食の機会をいただきました。生きた学問とは人から学ぶことだと思います。充実した時間をいただいたことに感謝しています。
  • 午後7時からは集会を行いました。年末のお忙しい中、参加してくれた約150名の皆さんに感謝しています。たくさんの励ましをいただいたことに感謝しています。
  • 午後8時過ぎ、自主上映の映画会終了後の懇親会に参加しました。感動で涙した参加者の声を聞かせてもらいました。また岸和田市からも知人が来ていて交流を深めました。