活動報告・レポート
2014年12月2日(火)
ブルネイからの訪問団
地域開発

和歌山県と岩出市の境界辺りの開発に関して話し合いました。岩出市には市街化調整区域はありませんが、和歌山市のこの辺りの用地は調整地域なので大規模な開発ができません。そのため岩出市の国道沿いは大型店舗などで賑わいがありますが、和歌山市のこの辺りは田畑が多くなっています。用途制限の見直しや開発ができるように規制緩和措置などの必要性を感じます。

活用できる土地を活かせていないことが和歌山市の周辺部にとっての課題だと指摘がありました。問題は中心市街地の再開発との関りです。和歌山市は人口が減少していますし、将来とも減少すると予測されているため、市街地を拡大することは得策ではありません。

人口の分散や高齢社会への備え、行政コストの増大などから利便性の高い中心地に居住と交流拠点を集約することが好ましいと考えているので、車社会を前提とした市街地の拡大は高齢社会にはそぐわないことだと考えています。

ただ民間の事業者は一定規模以上の開発面積を求めているので、中心市街地に適切な用地がなく、そのことが和歌山市内での買い物や交流を狭めている側面があるように思います。事業者は土地の活用に関しての目利きがありますから、利益を上げられないと考える土地では決して事業展開をしません。事業者が進出したいと思う土地は、収益が上げられる土地だと思います。その土地に用途制限があり活用できないのは、和歌山市としてもったいないことです。

事業者の皆さんの意見を伺いながら、和歌山市の都市計画について考える機会となりました。

ブルネイからの訪問団
ブルネイからの訪問者

本日、ブルネイの高校生が和歌山県庁を訪ねてくれました。昨年に引き続いて和歌山県を訪問してくれたもので、今年も和歌山市内のホストファミリーの皆さんが受け入れてくれます。滞在するこの一週間は白浜での温泉体験、みさと天文台、市内の保育園での交流、そして茶道体験などを計画しています。昨年は農園と発電所を案内するなど社会研修を取り入れましたが、今年は日本の文化と和歌山県の良さを感じてもらえるようなプログラムを用意して和歌山県とブルネイとの交流機会にします。

初日となる本日は和歌山県仁坂知事を訪ねて意見交換を行いました。実は知事はブルネイ大使をした経験があることから、ブルネイからの訪問団が和歌山県を訪ねてくれているのです。ブルネイからの訪問団は国立の小学生の皆さんで、昨年に引き続いて同校の教頭先生が引率してくれています。

小学生が異国を訪ねることは貴重な経験となり、成長する過程においてきっと役立つことになります。言葉も気候もそして文化や経済活動も違う国での体験は子ども達の将来に役立つことになりますし、将来の両国の絆が深まることになると確信しています。

ブルネイからの訪問者

ブルネイは天然ガスの産出国で、その資源をわが国は購入し利用させてもらっています。エネルギー資源に乏しいわが国にとってブルネイは大切なパートナー国であり、そんな国立学校の皆さんが和歌山県を訪問してくれていることは小さな外交になっています。和歌山県を知ってもらい、ホストファミリーとお迎えする私達の心を理解してくれるなら、将来ブルネイを支える子ども達が日本は大切なパートナーであると思ってくれることになります。

本日はホストファミリー、茶道の先生なども加わって知事と意見交換することができました。茶道の先生は私の弟の小学校から高校までの同級生の母親なので、ブルネイとの関わりと共に不思議なご縁を感じます。天の配剤とも言うべきご縁で、大切な外国からのお客さんをお迎えできることに感謝しています。今年も和歌山県としてブルネイとの交流を大切にしたいと思っています。

その他
  • お世話になっているSさんのお見舞いに訪れました。突然の出血によって心配していましたが、すっかり回復していたので安心しました。今週中には退院できると聞きましたが、年内はゆっくりして欲しいと思います。
  • Nさんと昼食を一緒にいただきました。インドを初めとするポスト中国の国となるようなアジアとの交流に関して意見を伺いました。
  • 転勤するSさんの送別会を行いました。楽しい時間は瞬く間に過ぎて行きました。そして今日オープンしたお店では店内で生演奏があり、楽しい演出を楽しみました。