お誘いをいただいていたコーラス・パレットのコンサートに行ってきました。会場の県民文化会館大ホールは満員で立ち見が出るほどでした。観客の期待に応えるような透き通った歌声を聴かせてくれました。別れを糧として明日に向かう勇気をくれる選曲として、「別れの歌」、「秋桜」、「旅立ちの日に」を歌ってくれました。いずれの曲も心に深く染み入るようで、これだけで「来てよかった」と思えるものでした。別れは辛いものですが、別れを乗り越えて精神的に強くなれることがあります。卒業、結婚、別離などの経験を乗り越えて人は成長していきます。別れがあっても出会ったことは事実として消えませんから、その出会えたという事実を成長の糧になるような心の持ち方をしたいものです。第二部の選曲のテーマは別れでも、寂しさの中に期待が感じられました。
主催者であるコーラス・パレットの薗村佑子さんは「今日を素晴らしい、最高の一日にしたい」と思って今日のコンサートを迎えています。舞台でタクトを振る薗村さんの姿からそんな強い気持ちが伝わってきました。コーラス・パレットの定期コンサートは数年に一度開催されていますが、今日の舞台を鑑賞して毎年でも開催して欲しいと思いました。
コーラス・パレットの活動の様子は、地元のエフエムワスカヤマで放送されたものを聴きましたが、楽しくて本格的なコーラス歌い上げてくれるものです。これからも和歌山市の音楽シーンに欠かせない存在として活躍してくれることを期待しています。
最後に薗村さんの思いを紹介させていただきます。
「たった一度の、しかも限りある人生の中で、私達はこれは面白いと思えるものに出会えました。やっても、やってもエネルギーが湧き出て来るこんな事を感じられるって、なん幸せなんでしょうか。この気持ちを舞台にぶつけます」。 こんな気持ちで歌ってくれるのですから、素敵なコンサートになったのは言うまでもありません。
和歌山県知事選挙投票日でした。夕方、投票に行きましたが、その時点では投票率が低いようでした。そして午後8時、選挙の結果は現職の仁坂知事が支持され、見事に三選を果しました。投票率が低かったのですが県民の皆さんから支持されての当選ですから、三期目の県政に期待しています。
雨の中での当選確定の報を受けて万歳を行いました。この時、心で感じたことがあります。選挙はきれいなものではないと思われることもありますが、実に清々しくてスポーツの後のような爽快感がありました。選挙でこんな気持ちになる人は少ないと思いますが、全力で戦い切ったことによる達成感が事務所に満ちていたことがこの要因だと感じています。正々堂々と政策を主張し、それが支持されることは素晴らしいことですし、得票から感じる期待感は全力を尽くした人が感じられる爽快さがあります。
いつも選挙は厳しいものですが、全力を出し切ることに意味があります。候補者と陣営には、厳しい選挙戦を戦い抜く気力と体力が試されているように思います。多くの県民の皆さんの期待が知事に寄せられました。有権者の皆さんから得た信任票が活動の基になります。仁坂知事の三期目県政のスタートは平成26年12月県議会定例会からとなります。12月3日に県議会定例会は開会しますから、そこで知事と議論を交わしたいと、今から楽しみにしています。
四十九日を終えた翌日は穏やかな一日となりました。父は先祖と同じ仏壇に入り、違う世界でこれから私達を見守ってくれることになります。昨日までは白い花を供えていたのですが、今日は気持ちを切り替えて、年末のムードが感じられる黄色の花をお供えしてきました。心穏やかに、そんな気持ちになっています。