平成27年に向かって開発計画を検討している会社を訪問し社長を初めとする皆さんと話し合いました。開発計画に関して熱く語っていただき、地域活性化への意欲を感じることができました。やはり信頼できる計画に基づいた熱意が人に感動を与えます。話だけで裏づけのない計画というものがあります。それは資金調達ができていないことや事業を行うための人材がいない計画ですが、これまでの経験から紙にもなっていない計画はほとんど挫折しています。
今日は資金調達が終了し、図面も完成、行政が行っている計画とも整合性があり、準備は着々と進んでいます。物流の拠点となり雇用創出など地域活性化につながる計画なので支援することにしています。
和歌山市の片男波公園で近畿管区広域緊急援助隊合同訓練が開催されました。主催は近畿管区警察局と和歌山県警察です。この訓練の特徴はブラインド型と呼ばれるもので、事前に被災現場の状況や被災者数、容態などを一切示さないで訓練進行員の想定付与と訓練参加者の現場状況確認を踏まえて訓練を進行する方式を取ったことです。
訓練に参加したのは警察、海上保安庁、自衛隊、消防、医療機関などで、日本大学と千葉工業大学が訓練に協力してくれています。
感じたことは医療機関の支援として、和歌山DMATは現場で被災者への医療行為を迅速にそして的確に行っていたことです。医療機関で治療を行うのと同じような体制で怪我人を助けています。現場に設置したテントは建物のような感じで、医師や看護士が懸命の支援をしている姿が印象的でした。
孤立集落での埋没家屋での土砂搬出訓練にも驚きました。家屋の中に侵入した土砂の重さは想像以上ですが、スピード感を持って救助作業を行っていました。土砂の量、水を含んでいることなどから、流れ込んできた土砂は相当な重量があります。今回の想定では家屋からの土砂搬出に6時間を要すると想定していましたが、4時間で作業を終えるなど想定していた以上のスピードで作業を完了させようとしていました。
水を含んだ土砂の重さは、紀伊半島大水害の時、熊野川が氾濫し家屋に侵入した土砂の搬出作業をした時に経験していますから、私もその苦しさと身体の疲れは分かっています。
一見、土砂の量は少なく感じるので簡単に家屋から外に搬出できると思うのですが、実際作業に取り掛かると10分も経過していないのに身体が疲れます。それほど土砂の重量は思いのです。スコップで土砂をバケツに入れる方法や、家屋の外に直接運び出す方法を取るのですが、その重さは経験した人でなければ分かりません。
災害現場でのこの作業は人命救助のために重要なものなので、このチームワークとスピードに感心し、日頃から訓練されたメンバーがいることに安心しました。
災害救助は日頃から訓練をしておくことが必要です。訓練していないで現場での災害救助のための作業を行うことはできません。リーダーの指揮力とメンバーのチームワークが取れていることで災害に対応することができるのです。今日の災害発生時の訓練のために日常から基礎的な訓練を行っていることが想像できました。訓練参加者の技術を心強く感じました。
友ヶ島観光に関して話し合いました。今年の夏の台風の影響で友ヶ島の桟橋が崩れましたが復旧が完了し、再び友ヶ島の観光がスタートしています。そんな友ヶ島観光を支援するために友ヶ島の案内書の取り扱いに関して依頼を行いました。友ヶ島の観光振興が更に進むことを期待しています。
- 訪問したHさんの事務所で歓迎を受けました。二人の共通の友人Kさんがいるのですが、HさんがKさんの事務所を昨日訪問した時、事務所にポスターを貼っていたので「片桐さんですね」と話をしてくれていたことを聞かせてもらいました。そのことから今日、Hさんの事務所にもポスターを貼っていただきました。友人の輪が広がっていることに感謝しています。
- 夕方からは懇親会を行いました。ご一緒した経営者の皆さんは今年の仕事は確保できているので来年度に向かって営業活動中です。国内産業の経営環境は厳しい時代ですが、先を見越すことが勝機を見つけることです。投資をして事業を拡大できているのは金融機関の信頼があるからだと思います。資本主義はやはり資金力がモノを言います。