和歌山県を元気にしたいと思って活動している皆さんと会いました。きいちゃんダンスや文化活動の面で活性化を目指したいという皆さんです。紀の国わかやま国体開催まで1年を切りましたが、県内の盛り上がり感はもっと必要です。そこできいちゃんダンスの普及のため継続的なダンス指導と文化教室の開催などを話し合いました。和歌山県出身で、首都圏で活躍している皆さんの協力も行いながら盛り上げを図ることを検討しています。
今回で31回目を迎えたのが、片桐章浩を応援する会での議会報告会です。記すと単に31回目ですが、期間にして2年半年続けてきたことになります。この中にはイベントや清掃活動などの回数を除いているので実質、3年程度続けていることになります。参加し続けてくれている会員の皆さん、その都度参加してくれている皆さんに感謝しています。
今日も午後7時から午後9時過ぎまで議会報告と質疑応答をさせてもらいました。最後まで熱心に聞いていただいた皆さんに重ねて感謝する次第です。
今日は県政の課題と題して、これまでの報告内容を総括し、また県政の課題を認識することで知事選挙にも関心を持ってもらうことを中心に報告会を進めました。主な説明項目は、道路行政、和歌山市中心市街地活性化、防災対策などとしました。
道路行政では、県内幹線道路の進捗状況と完成見込みについて。中心市街地活性化については再開発計画の考え方と構想について。空き家対策について。防災対策に関しては和歌山市内の状況と避難施設のあり方を説明しました。
主な質問と意見を記します。道路行政に関しては、途中まで完成している道路を早く供用開始して欲しいという意見がありました。このことに関しては、途中までの段階で供用開始をすれば、途中で生活道路などに接続する必要があります。そうするとその生活道路が抜け道となり住宅地の安全確保や生活環境を変える恐れがあるので、簡単に接続できないのです。計画道路の全線完成を待って供用を開始するようにしています。和歌山市内の主要幹線道路に関しては平成27年度、東南部の和歌山南スマートインターチェンジと周辺道路に関しては平成30年度の供用開始予定となっているので、説明と理解をいただきました。
また防災対策としての福祉避難所に関しての意見がありました。
福祉避難所の存在を知らない市民の人が多いと思うので、福祉避難所になっている施設に福祉避難所の表示をして欲しいこと、及び、太陽光発電設備を設置することによって施設内の電源確保をして欲しいことの要望を受けました。知ることにより安心感を得られますし、電源を確保していることで福祉避難所が避難した時の安心と安全な施設であると思えるからです。
津波浸水地域の対策と和歌山市内の内陸部との防災対策は違ってくるので、和歌山市内においては、比較的逃げるための時間的余裕があるので福祉避難所の拡大と環境整備を整えたいと考えています。
また鳥獣害対策を進めて欲しいと要望を受けました。特にイノシシ被害が多発していることから、対策を講じて欲しいと言う意見がありました。せっかく育てた農作物が収穫前に荒らされることと、農作業時の完全確保のための要望です。イノシシ被害は予想以上に増加しているようです。
空き屋対策に関しては、和歌山県として条例化して、空き家への対応をしていますが、強力に空き家を減少させるためには固定資産税を触る必要があることは以前から触れてきました。和歌山県の総住宅数に占める放置された空き家率は10.1パーセントになっています。この数字は鹿児島県の11.0パーセント、高知県の10.6パーセントに告ぐ全国で三番目に高い数字になっています。全国平均が5.3パーセントですから、和歌山県として空き家対策は強力に進める必要がある対策です。
国では、危険な空き家を放置していると固定資産税の優遇措置を除外することを検討し始めました。現行制度では、住宅が建つ土地の固定資産税は敷地が200m2以下の場合は、6分の1に減額されています。空き家になってもこの減額は変わりません。しかし解体して更地にしてしまうと税率が元に戻るため、所有者が老朽住宅を放置する原因になっています。そこで特定空き家への優遇税制を打ち切ることで、空き家の取り壊しや土地の転売などを促進させ危険な空き家を減少させようとする考え方です。
和歌山県では危険な空き家を条例で定めて減少させようとしていますが、税制の問題は県では触ることができないので苦慮しています。そのための今回の国の法律改正には賛成し法制化を期待していることを説明しました。
以上のような質疑と意見交換を行いました。来月は平成26年の最終の議会報告会となります。皆さんに参加してもらえる日程と場所の調整を行うことにしています。
- 12月の交流会の案内をいただき、交流会への参加と当日の進行に関する打ち合わせを行いました。参加に際しての配慮をしていただいたことに感謝しています。
- 都市開発の専門家であるHさんの事務所を訪問し意見交換をさせてもらいました。地域で元気な活動をしている人がいるので、どうやってつなげていくか。どう連携を図るかが課題であるかなど話し合いました。現状を打破し解決するためには「行動しましょう」ということになりました。行動に勝る対策はありません。