活動報告・レポート
2014年11月18日(火)
事業所訪問
事業所訪問

6箇所の事業所を訪問し県議会報告と意見交換を行いました。意見交換の機会では貴重な意見をいただけました。集まってくれた皆さんに感謝しています。

意見交換の場では、どの事業所でも共通した質問がありました。それは和歌山市内の課題に関してのことで、JR和歌山駅周辺の活性化対策と南海和歌山市駅周辺の活性化策について。第二阪和自動車道の開通時期について。京奈和自動車道の開通時期について、国体の総合優勝の見込みについて。そしてJR和歌山駅と南海和歌山市駅をつなぐ計画についてなどです。和歌山市で生活している人にとって幹線道路開通と中心市街地の活性化が関心事項だと再認識できました。教育や福祉も大事ですが、現在の暮らしに直結する道路整備と中心市街地の活性化策は特別な関心事項であると認識できたので、更に活動を強化したいと思います。

第二阪和自動車道に関しては、和歌山市側は用地買収をほぼ終えていますが、大阪府側の用地買収で困難な箇所があります。平成27年度中には供用開始できる見込みですが、秋の国体開催までの全線開通は未確定なので、最低でもこの道路が通行できるような整備を進める予定です。

京奈和自動車道についても平成27年度の供用開始を目指して工事を進めています。和歌山県としては紀の国わかやま国体開催までの供用開始を目指して国土交通省に要望を続けていますが、それまでに共用開始の見込みは立っていません。平成27年度中には供用を開始できる見込みですが前倒しを期待する意見が多く、何とか実現に向けた要望活動を続けたいと考えています。

紀の国わかやま国体で総合優勝を目指していますが、今年の長崎国体では15位に終え、来年の優勝は厳しいのではないですかという意見がありました。和歌山県としては男女総合優勝を目指す姿勢に変わりはありませんから、天皇杯を目指した強化とレベル向上を目指します。開催県として総合優勝を目指す姿勢に変わりはありません。そのための取り組をしているので支援をお願いしました。

JR和歌山駅と南海和歌山市駅をつなぐ計画に関しては、元々はJRと南海の協力を得て貴志川線と加太線を結ぶことから話しは始まっています。貴志川線の電圧は上げていますから、軌道の幅の調整や電車のホームの改造の問題があるにしても、技術的なことは解決することはできます。問題は鉄道事業者の考え方で、現在、和歌山県としてJRと南海に対して相互乗り入れができるように働き掛けているところです。JRと南海が直結することができると利便性は高まり利用者は増加すると思います。実現できるように活動を続けたいと考えています。中心市街地の外枠となるこれらの鉄道を結ぶことができると中心市街地の活性化にもつながります。

また南海電車の紀ノ川に架かる鉄橋の問題に関しては、南海電鉄は安全であると説明しています。建設してからの年数が経過していますが、建設当時は軍事目的もあり、鉄橋の強度は高いとされています。また南海和歌山市駅が廃止されるのではないかという噂の真相についての質問に対しては、そのような事実はないこと伝えました。街には噂話が充満していますが、出所が特定できないことには信憑性はありません。鉄道事業は民間事業者の問題ですが、鉄道は都市を形成する重要なインフラなので県政と市政の課題でもあります。南海和歌山市駅が撤退するという選択肢がないように取り組みます。

以上のような意見交換を行い、事業所訪問を終えました。朝から夕方までの訪問活動は実に意味のあるものでした。5人程度で集まってもらい意見交換の場を設定するとこで意見が出やすくなります。自由な意見交換で出された本音の課題解決は、必ず次につながって行きます。

フラメンコ

森久美子先生が主催したフラメンコライブがありました。森久美子先生のフラメンコ舞踊団も舞台に登場し、スペインのダンサーと共に踊ってくれました。華やかな舞台を作り上げるまでのご苦労を思うと、市民会館での舞台公演の大変さを実感します。森先生は一流の、そして本物のフラメンコの舞台を和歌山市の皆さんに鑑賞してもらいたいという願いを持っていて、そのためスペインからダンサーなどの皆さんを呼んでいるのです。

和歌山市の文化振興に貢献してくれている森先生に感謝しています。