活動報告・レポート
2014年11月14日(金)
新宮地域
新宮地域

新宮市に宿泊したのですが、午前7時30分から新宮市内の会社訪問を行い、朝礼で県議会報告をさせてもらいました。現場出動前の時間を利用して話をさせてもらいました。

新宮市の沖で和歌山県としてメタンハイドレードの調査を行っています。今回で三度目となりますが、県の予算でメタンハイドレードの調査を行っているのは和歌山県だけです。国で調査事業をして欲しいところですが、ますが自分の県で実施しようと予算組みをして調査をしている段階です。海底に存在している可能性が高く、もしメタンハイドレードが存在しているとすれば、わが国が新しい資源を持つことになります。しかも和歌山県新宮市沖ですから、和歌山県にとってはこれまでわが国では存在していなかった資源産業を得ることになります。和歌山県にとっても新宮市にとっても大きなチャンスなので、調査事業を継続させていきたいと考えています。地域に可能性があることは将来に向けた活気につながります。

新宮市から串本町、そして三重県熊野町までの範囲を移動し、それぞれの職場で県議会報告を行いました。串本町では海流発電の調査事業を行っているところなので、その取り組みについて話を行いました。残念なことに今夏の内閣官房の海洋資源活用のための再生可能エネルギー事業に採択されませんでしたが、可能性のあるエネルギー資源なので継続した取り組みを行っています。串本町が新しいエネルギーを確保するためにその海域を利用することも視野に入れて取り組みを行っています。海流発電は事業者が決りそうになれば、内閣官房で事業採択させると聞いています。大規模な投資が伴う事業ですが期待感はありますから、県を挙げて推進したいと考えています。

また高台から串本町内を眺めました。万が一の津波に備えて病院や消防署は高台に移転しています。串本町は海沿いの平野に広がった景観の素晴らしい町ですが、海抜が低い地域では津波被害に遭う危険性もあります。そこで病院や消防、警察の情報基地などは高台に移転していますし、将来は串本町役場も移転する計画になっています。長期的視点にたったまちづくりができるので、将来構想が楽しみな町だと考えています。負の部分を正の部分と捉えることで将来の構想は違ってきます。

また三重県熊野市も津波が発生した場合の安全確保が重要な地域です。抜本的な対策は難しいためできることなら高台移転が望ましいのですが、生活の利便性を求めるなら現在の町内が優れているので悩ましいところです。事業所を移転することによる安全性の確保と、日常の活動での機能低下を天秤にかけると答えは人の命となりますから、より安全サイドの考え方で対策を講じたいものです。

最終は新宮市内に戻り、二箇所の事業所で県議会報告をさせていただきました。仕事でお疲れの中、参加して聞いてくれた皆さんに感謝しています。

親睦会

新宮市から和歌山市に戻って親睦会に参加しました。到着時刻は午後9時頃になりましたが、参加している皆さんが歓迎してくれました。「疲れているところ参加してくれて嬉しいです」などの言葉を聞いて、やはり参加して良かったと思いました。参加して得られるものは参加しないで得られるものよりも大きなものがあります。盛り上がっている親睦会の途中からの参加は、その雰囲気に適合することが難しいところですが、歓迎してくれたお陰で楽しく参加できました。

12月の親睦会日程も決めてもらってから親睦会を終えました。今朝は5時30分に起床したので長くて充実した一日となりました。この三日間は和歌山市から御坊市、田辺市、そして新宮市と串本町、三重県熊野市まで移動しながら県議会報告を行ってきました。一年に一度程度行かせてもらっていますが、その都度課題の発見と、意見交換ができるので有意義な行程になっていると感じています。

同行してくれた皆さんにも感謝しています。ありがとうございます。