活動報告・レポート
2014年11月13日(木)
田辺地域

本日も午前7時30分から田辺市内の会社を訪問し、県議会報告を行いました。朝礼の時間をいただき最近の動向を説明しました。田辺市内は高速道路の建設が進められ、また紀の国わかやま国体に備えたグラウンド整備も実施されるなど動きがある地域です。昨日も田辺市内のホテルがいっぱいで、地域に市外からの人の動きがあることを感じました。

ただここでも課題は、雇用に見合った仕事を確保することです。雇用に見合った仕事を確保できなければ地域外に出向く必要があり、そうなると京阪神など土地勘のない地域で仕事をすることになります。仕事の手順や安全文化が違うことから、慣れない作業をしていることも聞かせてもらいました。やはり地元で仕事をすることが一番だと話を聞かせてもらいました。

田辺地域

午後からは田辺市の日置川の上流まで移動し、殿山ダムを訪問しました。3年前の紀伊半島大水害が発生した時は、殿山ダムの水量が増えたことから、当時監視業務に当たった人は大変だったことを聞かせてもらいました。まず安全確保と情報の伝達が重要で、夜間作業に従事していたことを知りました。当時、大変な大雨と停電で混乱したのですが、皆さんが持ち場を守り的確に作業を行ったことから、大規模な自然災害はありましたが人的災害はありませんでした。

紀伊半島大水害の当日ダム監視の仕事に従事し、当直の勤務明けに帰宅した方と話をしました。帰宅すると周囲は大騒ぎになっていたそうです。土石流で行方が分からなくなった人がいたので、寝ることもなく捜索作業に入ったのです。仕事での対応、地域での活動など、とても大変な思いをしていたことを知りました。大災害発生時は、近隣の助け合いの心が必要となります。今日では、その教訓を活かした地域づくりを行っているようです。

殿山ダムで県議会報告を終えた後、「片桐さんですね。紀伊半島大水害時は、お世話になったのですよ」と声を掛けてくれました。話を伺うと、当時、大水害で地域は混乱し、復旧作業や児童施設の安全確保などが問題となっていました。私のところに地元からの依頼があったことから対応させてもらいました。

当時、地元が困っていた案件を早期に解消できたことを思い出しました。その時の対応を今でも覚えてくれていて、感謝してもらえるとは思いもしませんでした。でも自分で忘れていたことでも、覚えて感謝してくれていることがあるので行動することは楽しいのです。このように後になって心に大切なプレゼントを届けてくれます。

あの当時、殿山ダムを訪れた時、ダムの上部に流木が漂着し、大変な事態になっていました。流木を除去するだけでも大変な作業を伴ったと思います。ダムは元通りの姿になっていたことを嬉しく思います。ただ地域は復興途上にあることから、できるだけ早く復興することを願っています。

田辺市内においても県議会の報告をする機会をいただいたことに感謝しています。現地を回り報告を行い、参加してくれた皆さんから意見をいただくことは嬉しいことです。ここから地域の課題を見つけられますし、直接会うことで県議会への関心を持ってもらえるからです。

その後、田辺市内に戻り、県議会報告をした後に新宮市まで移動しました。午後9時頃、新宮市内に到着しました。普段は暖かい新宮市ですが今夜は冷え込みました。短い秋が終わりを告げて、冬の到来を感じさせるものでした。これから加速度的に年末に向かって時間は流れて行きます。和歌山県知事選挙が告示されていますし、衆議院解散、総選挙という報道も流れています。ゆったりと時が流れる年末ではなくて、慌しく動きのある年末になりそうです。そして年が明けると統一地方選挙の春となります。