家電のリサイクルに関して協議を行いました。家電製品はリサイクルをすれば資源になりますから、ユーザーが思っているよりも価値のあるものだそうです。現在、家電製品は平成16年の家電リサイクル法によって回収してもらう時にお金を支払って引き取ってもらっています。日本人は地球環境問題への関心が比較的高くリサイクルには協力的なのでお金を支払うことに抵抗は少ないと思いますが、実は価値のある資源にお金を加えて引き取ってもらっているという図式になっていることを聞かせてもらいました。日本以外の国であれば国民は行動を起こすような問題だということです。
資源リサイクルの経営者がビジネスのため香港に行き、この法律に基づく資源リサイクルの話をした時、「日本人は大人しいですね。価値のあるものだからお金を貰って引き取ってもらうことが筋です」といわれたように、資源リサイクル法はおかしな法律となっています。当時、国会が混乱していた時期で、十分の審議を経ないで法案が国会を通過したと聞きました。
しかも平成16年当時と比較して資源価格は高騰していて、今では携帯電話やカメラ、冷蔵庫や洗濯機などは価値のある資源になっているのです。これらの製品を引き取ってもらうのにお金を支払っているのですから、事業者は二重の利益を生み出しているようです。
「時期的に法律の見直しの時期に来ている」と話してくれたように、資源になり得るものはごみではなくて価値のあるものなので資源リサイクルは考えてみたいテーマです。
例えば一般的に携帯電話は100グラムの金が含まれていて、形状によっては300グラムも含まれていること。カメラは10グラムの金が含まれているので、利用価値がなくなっても資源としては価値があるものだと知りました。
また冷蔵庫や掃除機の重量の5パーセントは銅であり、これも資源として価値があるものになっています。またフロンの回収技術はプロであれば難しいものではなく、簡単に回収できるものであることも聞かせてもらいました。ですから家電リサイクルは価値のある資源を引き取ってもらうものであり、ユーザーがお金を貰って引き取ってもらうべきものなのです。世界の常識が日本では常識になっていないのは、このことを知らないからです。
引き取る事業者の信頼性という話もありますが、家電製品を有償で引き取った事業者が、家電製品を不法投棄することはありません。お金を支払っているのですから、それは価値のあるものなので捨てることや無駄にすることはありません。有償で引き取る事業者の参画は歓迎すべきことなのです。
家電製品は資源であり不要になった家電製品はリサイクルしていますが、引き取ってもらうに際して有償にして欲しいものです。
空き家対策に関して話を聞かせてもらいました。和歌山県内の空き家は増加していて、どこの地域でも問題になっています。もっと言えば空き家は和歌山県だけではなくて、全国的に課題となっています。放置された空き家は治安を悪化させますし安全対策上も問題です。そして安全確保に要するコストも必要となりますから良いことはありません。
では放置された空き家対策をどうするのか、それが課題となっています。和歌山県では条例を制定して対応していますが、取壊し費用のコスト負担の問題、取壊し費用の和歌山県から相続人への請求の問題などがあり簡単に取り壊すことができません。また利用できない古い空き家があると固定資産税は安くなりますが、取り壊して更地にすると固定資産税が高くなりますから、相続人と話ができても更地にしてくれないのです。
空き家対策として、税を操作することで解決できると指摘してくれました。空き家を解体しても10年間は空き家があると想定した固定資産税を維持することとし、10年が経過すれば更地の固定資産税を課税するという方法です。これだと更地にしても固定資産税は高くならないので、減免されている間に売却や利用を検討できます。
空き家のまま放置されていると侵入者が出てくることや雑草が生えてきた場合の放火の危険性、溜まり場になることなどから危険度が増します。近隣で見守ることや警察の見回りが必要となるので、空き家の治安維持コストが増大します。このコストは社会全体が負担することになりますから、なるべく早く空き家は取り壊したいところです。
税金の負担コストを増減させることによって人の行動を促すことが可能となります。人は経済的合理性で行動するからです。税金を高くすれば買うことを控えますし、税金を抑えると消費は増えます。
空き家に関してのもう一つの観点は、土地は国から所有権が付与されているということです。土地は所有権です。つまり国家があなたにその土地の所有を認めますから、社会的で有効な使い方をして下さいという義務があります。土地の生産性を高めるだとか、利用することで社会における価値を生み出すことを国は期待しているのです。所有権とは土地を利用して価値を生み出してくれる人に対して付与されていると考えたいところです。
空き家は近隣の人や地域社会に迷惑を掛けるものです。所有権は所有者に土地の有効利用を求めるものですが、それに対して空き家は社会の迷惑になっています。社会に迷惑を掛けるなら所有権を持つべきではなく所有権を国に返上すべきです。
空き家対策は地方自治体で取り組むべき課題ですが、税を操作することで解決が近づくものなので、法律によって減少させるべきだと考えます。人の社会において人に多大な迷惑を掛けるものが存在してはならないのです。人に迷惑を掛けるなら土地を所有しないで国家に返納してもらいたいものです。いまや空き家問題は、それほど大きな問題になってきています。
きいちゃんダンスで和歌山県を盛り上げようと活動しているチームを訪問しました。「今日、来て下さい」と依頼を受け、練習スタジオに行ってきました。紀の国わかやま国体のテーマソングに乗ったこのダンスに参加し、選手の活躍と共に盛り上げたいと話してくれました。「折角の地元開催の国体なので、見るだけではなくて参加したい」とチームを結成し練習を続けています。今年12月に開催される「きいちゃんダンスコンテスト」出場を目指し、国体の開会式への出演を励みにしています。仕事を終えてからの練習なので時間との戦いですが、個人別の練習と全体練習を組み合わせてチーム力を高めようとしています。
「頑張って」練習を見て思いました。頑張るみんなを応援しています。
- 社会福祉に関しての打ち合わせを行いました。介護報酬の引き下げが言われているので、福祉施設の経営が厳しくなりそうです。その対応に関して話し合いました。
- 経営コストを下げるための空調設備更新について話し合いました。無駄をなくすことはコストを下げることにつながります。無駄をなくすための初期投資をすることで無駄がなくなり、将来発生するコストを抑えられるなら資金繰りが可能なら取り組むべきです。