Hさんから93歳になるHさんの母親のことを話してもらいました。訪問するといつも明るい笑顔と共に元気で迎えてくれます。そしてHさんからは「母は片桐さんのことが大好きですから」と話してもらっています。訪問することを楽しく思っていますし、93歳のHさんから生きる勇気をもらっているので話をすることで幸せを感じています。
今日も元気いっぱいで、父のお悔やみの言葉をいただいたほどです。部屋を眺めると今年の秋の始めに開催した絵画展の案内板が飾られていました。これまでの人生の証として案内板は誇らしげな表情を見せてくれています。一つのことを仕上げた達成感と次に向かう意欲を感じさせてくれる部屋の光景です。
93歳のHさんからすると83歳の逝去は「まだ早い」となります。年齢に関係なく今を頑張れることが大事だと思います。そこに辿り着くまではまだまだ時間があるから、焦らずに歩き続けることをしなければと思います。 次回は12月の懇親会で会うことになります。これから季節は寒くなりますが元気で過ごしてくれることを祈っています。
南海和歌山市駅周辺が寂しくなっています。市駅前のことに関して二人の人から意見を聞かせてもらいました。「高島屋がなくなっていることを悲しく思います。様子を伺いに建物に立ち寄りましたが、人が少なくて悲しい思いをしています」という意見。もう一人からは「最近、友人が南海和歌山市駅前にショップを開店させました。ここに来るまでは心斎橋でショップを経営していたのです。駅前の一等地なのに人通りが少なくてお客さんを呼び込めないので苦戦しています」という意見です。
心斎橋でお店をしていた時は、飛び込みのお客さんや雑誌で取り上げられたことから全国からお客さんが来てくれていました。ある程度、社会から受け入れられている実感があり、集客の自信も出てきたので地元和歌山市に貢献したいと思い戻ってきて開店したのですが、お客さんが来ないことで表情に陰りを見せています。
お店で商品を販売することと、女性が技術を身に付けると自立できる仕事なので講習会も開設しているのですが思うようにはなっていないそうです。
商売で利益を生み出せる場所が一等地ですから、和歌山市駅前は土地価格と見合う利益を生み出せない場所だとすれば一等地とは言えなくなります。賃料が高いのはそれに見合った利益が期待できるからであり、収益性が見込めなければ撤退という選択肢もあり得ます。この場所で心斎橋と同じ商売が成り立たないとすれば、和歌山市内の中心市街地で独立した同様のお店の出店は厳しくなります。今回のように元気なお店が出店してくれて集客が図れると、周囲にもお店が進出してくれる循環となりますが、流行らない場合は今後とも出店の可能性を低下させることになります。
和歌山市の中心市街地の中でも、JR和歌山駅前と南海和歌山市駅前は一等地の場所です。そこで集客できない現実を見て再生計画を立てる必要性を感じています。ターミナル駅前なのに人通りが少ないのは居住者が少ないこと、車社会であること、そしてその土地が利益を生み出せるための価格設定となっていないことを示しています。まちなか居住と公共交通の利便性向上、そして国などの補助制度を活用したビルなどを建設することで入居コストを下げることが対策として考えられます。
現地での意見交換によって課題が発見できます。課題を発見して対策を検討して動くことが解決につながります。まちなか再生は動くことが大事なことです。
- 二箇所から防災訓練の案内をいただきました。その中の一つは夜間訓練を実施するというものです。午後7時過ぎに避難所である小学校に避難するシナリオです。災害は夜間に発生することも考えられますから一度体験しておくことは有効です。そこから机上では想像していなかった発見があると思いますし、夜間の避難行動の困難さも実感できると思います。新しい避難訓練の成果を期待しています。
- 自治会の研修に関しての打ち合わせを行いました。来週実施する見学会の行程や研修内容の確認を行ったものです。