活動報告・レポート
2014年10月26日(日)
防災訓練
防災訓練
防災訓練

和歌山市立宮小学校において防災訓練が行われたので参加しました。主催は津秦自治会と鳴島自治会のふたつの自治会です。どちらも防災活動には熱心で、昨年に引き続いての開催です。昨年の津秦自治会は宮小学校で行い、鳴島自治会は高速道路近くの避難所まで避難訓練を行っています。今回は一緒に実施することで緊張感を持たせ、また訓練を継続することで忘れていたことを思い出すようにしています。訓練は繰り返すことで自分のものになっていきますし、忘れていた知識を思い出すことができます。

今回の防災訓練は、午前9時までに避難場所である宮小学校に徒歩か自転車で逃げる避難訓練から始まり、訓練に参加した皆さんが揃った体育館で防災知識の付与と実践が行われました。

防災講演会では、太古の昔は両地域が海だったことを示してくれました。紀ノ川の下流である和歌山市は山を除いては海だったので、現在の平野部は比較的、柔らかい土地になっています。そのため揺れに弱いことから耐震性のある建築物に避難することが基本となります。このことは小学校の体育館を避難場所として認識できるものです。

また南海トラフの巨大地震による津波被害は少ない地域ですが、揺れは津秦地域で震度6強、鳴島で震度6弱の揺れが予想されています。津波への備えも必要ですが、揺れへの備えは更に重要となります。住宅への耐震補強と家具などの固定、情報を早く把握するための防災ラジオの備えなど、日常からの防災意識を高めることが命を守ることつながります。

また津波で浸水がある場合、女性の場合は50センチ、男性の場合は70センチの深さまで水があると自分の意思での歩行が困難になると教えてもらいました。津波により水が押し寄せてくると、膝より下の水位であっても歩けなくなります。津波の持つエネルギーを感じることができる数字です。

防砂訓練はAEDの操作、防災ラジオの説明へと進んでいきました。AEDは自分で操作しないことにはあっても価値はありません。操作を一度でも練習しておくと安心感がありますから、参加者で実践しました。初めてのことは戸惑いますが、一度実践しておくと落ち着いて操作することができますから、AEDの操作を体験したことが良い訓練になったと思います。

防災訓練

また防災ラジオは停電したとしてもラジオにスイッチが入り、自動的に防災情報を発信してくれます。屋外の警報だと雨風が強く戸締りをしている状態だと聞こえないことがあります。そのため住宅に防災ラジオがあれば早く避難情報などを把握できるので避難行動に役立ちます。

そして避難行動を起こすのは和歌山市から避難情報が発信された時です。和歌山市が避難を促す情報を発信した時は、職員さんが避難所である宮小学校の鍵を開けるので、いつでも避難することができます。目安として和歌山市が避難情報を発信してから30分から1時間以内には小学校に避難することが可能となります。

今回の防災訓練では日頃からの備えと避難に関する知識を得たたこと。AEDの操作や簡易トイレの作成などを体験することができたことが成果です。参加した自治会長と話したのですが、この訓練の成果を来年にどう活かしていくかが課題です。訓練は同じことを繰り返すことが大切ですが、同じことを繰り返すだけでは参加者は少なくなります。新しい取り組みをすれば関心は高まりますが、基本の継続が疎かになります。防災訓練は継続することが大切ですから、来年の訓練について考えることが必要になります。防災意識の高い地域の自治会役員の方と話し合う機会を持つことも実施したいと話し合いました。

このように防災訓練の直後に課題を見つけ、対応しようとする意識が素晴らしいと感じています。自分の命を守るのは自分だという意識を高めたいと考えた取り組みを続けたいと考えています。

クローバーの会

異業種交流会であるクローバーの会の例会に出席しました。経営者を中心にした集まりで、和歌山県内だけではなくて大阪市内や奈良市内からも参加者があり、主催者の人脈の太さを感じることができました。成功する経営者は、素直なこと、元気があること、行動力があることの三拍子が必要で、その総合力によって事業を成功へと導くと話してくれました。勿論、一人、自分の会社だけで成功することはできませんから、総合力の中には信頼関係に基づいたビジネス関係が含まれています。そんな総合力を強化していくための交流会がクローバーの会だと思います。

お互いが持っている情報を提供しあって、ビジネスで得になるようなしくみを作り出そうとしています。参加者が主役の位置で次々とプレゼンテーションを行っていきましたが、元気と伸びる雰囲気を漂わせています。

途中、飲む、打つ、買うの三拍子の話がありましたが、飲むはコミュニケションのことであり、打つは勝負をかけて打って出ること、買うは相手の商品を買うことだそうです。これを揃えるとビジネスはうまく進むということです。楽しい交流機会となりました。