活動報告・レポート
2014年10月21日(火)
ダッシュ和歌山
ダッシュ和歌山

和歌山市の中心市街地の商店街がぶらくり丁です。かつて栄えていた和歌山市最大の商店街も今では活気を無くしています。本日、ぶらくり丁の活気のひとつとなるようにとオープンする「ダッシュ和歌山」の内覧会がありました。「ダッシュ和歌山」は地方競馬の場外馬券売り場のことですが、商店街の中心部にこの施設が完成することで、これまでにない賑わいが期待できます。「ダッシュ和歌山」の前のビルには駐輪場が用意されていることや、この施設の周辺に駐車場があることから、来場してもらい易い雰囲気を作り出しています。

明日がオープンなので、本日の内覧会の機会に会場を案内してもらいました。場外馬券売り場は暗いイメージはなく、明るくて開放的な雰囲気がありました。家族やカップルで来場しても違和感がない空間に仕上がっています。

オープンは地方競馬の馬券売り場ですが、細川社長から将来的には中央競馬の馬券の販売も手掛けたいという希望を述べてくれました。やはり若い人を中心に話題になるのは中央競馬です。社長からは「ダービーや菊花賞、有馬記念などのレース開催日に和歌山市が賑わうことになれば、地域活性化の一助になると思います」という主旨の話があったように、和歌山市にいると中央競馬のGIレースの盛り上がりが関係のない状況にあります。

競馬はスポーツですから、スポーツ観戦を楽しめる空間が、ぶらくり丁に完成すると思うので、ここから相乗効果を出しての賑わい創出を期待しています。

私からは防犯や治安維持、子ども達の通学路もあることから安全対策についての質問を行いました。開店時間から警備員を配置することで安全確保を図り、またJR和歌山駅から「ダッシュ和歌山」までの区間にバスを運行させることも安全対策として実施します。子どもの通学時間帯は未だ開店前ですが、ソフトな警備を行う予定にしています。ソフトな警備とは子ども達に安心感を与えるために女性の警備員を配置して、思いやりのある警備を実行する計画になっています。施設周辺の環境を整えることで治安の維持を図るようにしています。

思うことは、この場所は和歌山市を代表する商店街です。商店街は人が集まってももらうことで存在価値が発生します。人が来てくれない商店街、つまりお客さんの年代や嗜好に応じたお店を配置することでいろいろな層のお客さんが来てくれることになります。競馬が好きな人に商店街に来てもらいたくないという商店街はあり得ません。賑わいを作れる施設があることで周辺へも好影響を与えることができます。治安維持と子どもの活動範囲と距離を置くことで棲み分けは可能です。他の都市にできていることですから、和歌山市でできないことはありません。できないとすれば、まちや商店街に実力がないということになります。

和歌山市のこの付近は小中学校の統合が予定されていますし、統合後の空き地を活用した賑わい創出のための計画もこれから検討することになります。JR和歌山駅から和歌山市役所に続く大通りには賑わいのある空間を配置し、新しい小中一貫の学校のある地域は文教地域的なまちづくりを考えると、この施設を含めた地域は賑わいを創出できる空間を形成することが可能です。人に来てもらえる施設を設置することで賑わいを出すことが商店街であり、周囲からは商店街の取り組みを応援したいと思います。

その他
  • 本日も皆さんに挨拶をさせていただいています。可能な限り挨拶に伺いたいと思っていますが、全員のところに行くことは難しいと思います。そんな事情を察していただけると幸いです。
  • 来月に予定している懇親会の打ち合わせをしました。参加者は約30名となり、皆さんに議会報告をさせていただきます。県政を身近に感じてもらえるような楽しい空間にしたいと考えています。
  • 宮地区で今年初めて開催する大運動会について話を聞かせてもらいました。運営方法と参加者が決定し、いよいよ本番を迎える段階になりました。今から開催を楽しみにしています。
  • 地方創生について意見をいただきました。政府は地方創生のための支援を打ち出していますから、創生に向けた企画を取りまとめ予算措置を図るべきだという意見です。地方創生は黙っていて予算をくれるものではないので、企画を持って名乗りを上げる必要があります。乗り遅れないような動きをしたいと考えています。