恒例になっている秋のオータムコンサートに行ってきました。Fプロジェクト主催で春と秋に年に二度開催している季節感溢れるコンサートです。場所は鷺森別院岡崎支坊で、春は桜、秋は紅葉の気配を感じることができます。童謡から映画音楽まで幅広いジャンルの演奏を楽しみました。
童謡は子どもの音楽のように思いますが、大人が聴いても楽しめるアレンジをしてくれて、映画音楽はサウンド・オブ・ミュージック、タイタニック、プリティウーマンなどの懐かしい名曲をここに蘇らせてくれました。古い曲だけではなくて今年ヒットしたレット・イット・ゴーもありました。お寺に響く軽快な音楽は深まり行く秋の気配を感じさせてくれるものでした。
また一部と二部の途中に挨拶の時間をいただきました。
皆さん、こんにちは。今年も秋の一日を楽しむコンサートに参加させてもらっています。毎年、春と秋のこのコンサートは季節感が味わえるので楽しみにしています。今年は「一年ぶりの秋にこんにちは」というタイトルのコンサートになりましたが、皆さんと同じように、毎年、写真とメッセージカードが届けられることを楽しみにしています。
岡崎地域は高速道路の和歌山南インターチェンジの開設も予定されているなど発展が期待されている地域ですが、水害対策も課題になっています。国からの予算措置によってこれから対策を実行していくことにしていますが、明日、紀の川市内でその会合を予定しています。具体的な取り組みはその場で示されることになりますが、地域の安心と安全を確保するために水害対策を始めとする防災対策を実行していきたいと考えています。
また関心事項である学力問題についても地域毎に分析を行い、それぞれの地域特性に合った対策を行うことによって、来年の結果に反映できるようにしたいと考えています。今日のこの時間は一緒に音楽を楽しみ、ゆったりとした時間を過ごせたら嬉しいと思います。最後までオータムコンサートを楽しみましょう。ありがとうございます。
ところで洋楽が和式の会場にとてもマッチしているのです。お寺の中でのコンサートの雰囲気は体験しなければ分からないのですが、音楽を通じて人が自然界と一体となったような感覚になります。音楽の中のメッセージが人と自然界を融合させてくれるように思います。
サウンド・オブ・ミュージックの中に「Climb Every Mountain」という歌があります。この映画で印象的な歌を歌ってくれました。主人公アリアがこれから先の人生に不安があり先輩の修道女に相談しところ、アドバイスをしてくれた歌の中の言葉がこの台詞で「山を越えなさい」というものです。不安があった時、登る前に諦めるのではなくて、全ての山に登って見なさいとうアドバイスです。
登ってみなければその山が自分の望んでいた山かどうか分かりませんし、山頂に立たなければ本当の景色は見えません。想像するだけで不安に思ったり、躊躇する必要はありません。不安があってもまず山に登ること。その山が思っているものと違うなら、また別の山に登れば良いだけです。不安をかき消してくれるのが名曲と言われる音楽であり、聴いてその意味を感じられる感性を持ちたいものだと思いました。演奏者は聴いてくれる人へメッセージを届けようとしてコンサートの曲目を選んでくれています。演奏者が届けたいメッセージを私達が受け取るためにも、人生を生きる中で悩み、不安に感じたことを解消すべきことを取り出せるようにしたいものです。きっと音楽は人生の課題解決に役立ってくれると思います。
私達に人生を教えてくれるような名曲を歌ってくれました。やっぱり秋にお寺で聴く音楽は良い。そんなことを思いながら会場を後にしました。