活動報告・レポート
2014年9月27日(土)
友ヶ島ツアー

後援会主催の友ヶ島ツアーを開催しました。昨日は波の影響で船が欠航していたのですが、土曜日の今日は好天に恵まれ秋晴れの中の友ヶ島を楽しむことができました。午前11時出航の友ヶ島行きの船に乗船、11時20分には島に到着。参加してくれた皆さんに挨拶をいたしました。

友ヶ島ツアー

今回は後援会主催の友ヶ島ツアーに参加していただいたことに感謝しています。ありがとうございます。和歌山市に暮らしていながらも、大人になってこの島を訪れたことのある人は少ないようです。小学校や中学校の時に遠足などの機会で来たことがある人もいますが、20年や30年前の出来事になっているので、最近の島の様子は知らないと思います。

加太からここに来る船で感じていると思いますが、他府県からの若い人が大勢友ヶ島に来ています。映画ロケの舞台になっていることやゲームの舞台になっていることから、若い人たちの間で人気が上昇しています。多い日で一日800人、年間4万人ものお客さんがこの島を訪れるようになっています。一時期は年間2万人前後の観光客に落ち込んでいたことを思うと、島の人気が回復していることや和歌山市の観光地として大切な場所になっていることが分かります。

今日、友ヶ島に来てもらっているので、和歌山県の観光行政の視点からも島内を眺めて欲しいと思います。観光客の視点、和歌山市民としての視点から島を歩いてもらって、感じたことを聞かせて欲しいと思います。現場を歩いた時の印象や感想が観光行政に反映できる素になります。例えば、友ヶ島に降りたこの地点、桟橋付近にはトイレかありますが、島内を巡るコースの中にトイレはありません。かつてもう一箇所トイレがあったのですが、お客さんの減少や悪戯などがあったこと、また管理面から現在は閉鎖されています。観光に訪れる女性にとってはマイナスになります。トイレが汚いだけでも観光地として不適格と言われますが、トイレがないということは観光地ではないということです。現在は人気の観光地として若い人に来てもらっていますが、このまま島内の整備を怠っていると、やがてブームは去り、またひっそりとした島になってしまいます。今日は観光行政の視点を持っていただき楽しみながら、チェックもして欲しいと思います。

秋の一日をみんなで楽しみたいと思います。ただ歩いていると暑くなりますから、健康に気をつけてもらって楽しいツアーにしたいと思います。

今回、友ヶ島の観光案内をお願いしているのが観光ガイド和歌山の松浦さんです。今年、友ヶ島の観光冊子を発刊していますし、何十年も前から友ヶ島を観光地にして欲しいと強い要望を行ってくれています。友ヶ島案内のプロですから、自分達だけで歩くだけでは知ることのできない友ヶ島の歴史や文化、自然を解説していただきます。

そして一般社団法人日本姿勢と歩き方協会から理事長の高岡さんと理事の西口さんに来ていただきました。大阪と東京を拠点として活動している二人が友ヶ島に来てくれたという豪華な企画です。今日のツアーは観光案内と健康ウォークの二本立てで実施いたします。

どうか楽しい一日になることを期待しています。では健康に気をつけて島内を散策したいと思います。

友ヶ島ツアー

挨拶の後、高岡さんから健康ウォークの解説をしてもらい歩き方の実技を行いました。ウォークは背筋を伸ばすことが大事です。肩甲骨を寄せるイメージで胸を張り、背骨を真っ直ぐに保ちながら大きく腕を振ります。足は土踏まずの辺りに体重を乗せることが大切です。歩く姿勢は膝を伸ばしてかかとから歩くようにし、後ろの足は地面を押し出すようなイメージの動作にします。

格好良い歩く姿勢と健康に資する歩き方を指導してもらってから、島内を巡るツアーを開始しました。結果的に友ヶ島一周するのに約1万歩歩いたことになり、一日で必要とされる歩数を確保できました。

友ヶ島ツアー

弾薬庫や砲台跡などの古い施設を見て回り、戦争について考える契機にもなりました。明治時代に建設された灯台の建て替えのときの話なども聞かせもらい、友ヶ島が大阪湾の航海の安全を守るため、戦争時における守りの重要な地点であることを知りました。ここで24時間、わが国の平和を維持するために勤務してくれた人がいた歴史を知りました。

また約4km先には淡路島があります。かつて友ヶ島から淡路島まで船が出ていた時代もあったようです。時間にして約1時間で両島を結んでいたようです。それだけ人や物の交流があり、文化も似ているところがあったことを意味しています。今は陸路となり人の交流や文化交流の機会はなくなっていますが、思っているよりも距離が近くにあり、海をつなげて交流していた南海道の時代を思い浮かべることができました。

友ヶ島ツアー

楽しくて歴史と文化、そして自然環境を学べた友ヶ島ツアーとなりました。とても楽しい企画となったことを報告しました。