活動報告・レポート
2014年9月19日(金)
一般質問四日日
一般質問四日日

一般質問の最終日となりました。四人が登壇し今議会の一般質問を全て終えました。議場で議論されたような県政の課題が解決に向かうことを期待しています。

本日は人口減少問題への対応や高齢化について議論が交わされました。和歌山県の高齢化率は約29パーセントで全国5位の高齢化県となっています。それに伴い和歌山県の介護保険料は平均5,501円、和歌山市は5,813円、最も安い太地町は3,700円となっているように介護保険料に格差があります。今後とも高齢化が進展することから介護保険料が高くなることは確実で、高齢化対策と健康寿命の取り組みが必要なことが分かる数字です。

これまで社会に尽くしてくれた皆さんが元気な高齢化時代を迎えてくれることは嬉しいことですが、健康で生活ができる環境を整えたいところです。健康寿命を延ばし元気で暮らせる和歌山県、そして介護保険料がこれ以上高くならない施策を和歌山県として実行していくことにしています。

またいじめ問題についても議論が交わされました。平成25年度の高校のいじめの件数は277件あり、そのうち99.7パーセントのいじめ案件が解決したと報告がありました。件数が増えていますが、その理由は教師が注意深く見ていることや、年に三回程度のアンケートを実施するなど、いじめを埋もれさせない取り組みをしていることに起因しているようです。いじめの早期発見と解決に向けた取り組みを県教育委員会として実行していくことにしています。

一般質問を終えてから常任委員会に議案審査が付託されました。来週月曜日に常任委員会が開催され審議を行う予定です。私は建設委員会委員ですから、道路問題や津波防災対策などの問題についての話し合うことを予定しています。

そのため和歌山県内の道路状況に関して当局から聞かせてもらいました。道路の整備や建設用品の調達などの問題を質問したところ回答をいただけました。その結果、対応が必要なものは対応してくれることになりました。

また紀の国わかやま国体の開会式の時などに和歌山市内の宿泊施設が不足する懸案があります。和歌山市内にある宿泊施設を調査してきた内容を当局に説明しました。選手や監督などはメンタル面の問題や連泊の必要があることから使用するためには条件が課せられますが、応援団や観光を伴ってのお客さんに対しては紹介可能だと思います。

和歌山県で開催する国体ですから、できる限り和歌山県内に宿泊して欲しいと思いますし、和歌山市内の競技に伴う宿泊者は和歌山市内で宿泊してもらい、和歌山市の観光も楽しんでほしいと思っています。国体に関係する宿泊の件に関しては民間事業者とも連携しながら対応したいと考えています。

その他
  • 事業資金融資について協議を行いました。新規事業に着手するための資金が必要な事業者と話し合い対応しています。
  • 高齢者施設の現状について協議しました。和歌山県白浜町は温暖な観光地なので高齢者住宅の立地場所としては人気があると聞きました。県外からも事業者が高齢者施設の立地を進めているようです。今後の動向に注目したいと考えています。
  • 産経新聞に木曜日の一般質問の内容が少しだけですが掲載されました。掲載内容は、「課題となっている和歌山市の中心市街地再生について、「住宅だけでなく、医療施設や福祉施設など、居住者が便利だと思うものを集約していくことが必要だ」と話し、市との連携を強める考えを示した」というものです。和歌山市中心市街地の再生に関して、今後の県と市の連携に期待しています。