活動報告・レポート
2014年9月16日(火)
一般質問初日
一般質問初日

今日から一般質問が始まりました。公立学校の学力低下の問題や、和歌山市のコンパクトシティの問題、紀の国わかやま国体に向けた課題解決の議論などが交わされました。また8月に議員派遣で中国視察に行きましたが、その視察報告もありました。

中国視察と和歌山県産品の輸出に関して知事からは、トップセールスを含めて輸出に向けた取り組みをする主旨の答弁がありました。一回だけのトップセールスや所管課や民間事業者の交流につながらないトップセールスでは意味がないことを指摘し、今回の中国との関係が一過性に終わらないようにしたいと考えています。

早速、10月に大連の展示会で和歌山県から果実を出展する方向で話を進めました。和歌山県産の柿やミカンなどを中国で販売できることにつながれば、県内生産者の利益につながりますし、和歌山県の第一次産業の発展につながります。また加工品においても梅酒など中国で販路の開拓ができれば和歌山県内の事業者にとってメリットが生じます。

農産物、木材、加工品などで中国市場において有望だと思う製品を売り出したいと考えています。議会で取り上げることによって動きが出ること、または現状から動きが加速できますから、私も今議会において一般質問を行います。

議会の途中、中国市場を目指した取り組みについて、中国視察団と関係者が集まり協議を行いました。農産物の中国への輸出は検疫が厳しいため、現在のところ和歌山県の農産品は輸出できていません。検疫の壁を切り崩して和歌山県の第一次産業の市場拡大につなげたいと考えています。

打ち合わせ

所管課と木曜日の一般質問に関しての打ち合わせを行いました。今日はまちなか居住について、インドとの交流を中心に内容を詰めていきました。その後、議長宛てに一般質問の通告を行いました。一般質問内容については更にこれから精度を高めていくことにしています。

教育問題

議会中、教育関係者と公立学校の学力低下の問題について話し合いました。全国学力テストにおける国語Aが、全国最下位の結果に終わったことを受けた対策について話し合ったものです。結果が結果ですから真摯に受け止めて学力向上に向けた取り組みを行う必要があります。学校別、地域別のデータが示されていないため、議員としては個別の対応は難しいので、全体的なことについて協議しました。教育を専門にしている某大学の先生は、「学力低下の問題は校長先生にも原因があります。校長先生の先生への指導や方針によって学力は変わるのです。校長先生の学力に及ぼす影響は、20パーセントから30パーセント程度あると思います。要は組織としてのマネージメントの問題でもあるのです」という話も聞かせてもらいました。私立の学校の強みはこのマネージメントができている点にあります。

しかし公立学校の使命は元々学力が高い生徒を伸ばすことだけではなくて、その生徒の学力に応じてそこから伸ばすことにあります。それぞれの生徒の学力に応じてそこから学力を伸ばすことを使命にしているので、一概に公立学校の教育指導が誤っているとは言えません。

つまずいたところを確認し、そこからつまずきの原因を取り除くことも公立学校の役割なのです。つまずきを取り戻すためには教育に時間がかかりますし、教師の粘り強さも必要です。学校の指導体制や若い教師を育てることも含めて学力向上という課題に取り組みたいと話し合いました。

兎に角、今回の結果を踏まえた対策を急いで検討し、取り組みを開始することが肝要です。机上で議論することと現場の意見を聞くことを同時進行させて、公立学校の学力向上の課題に取り組みたいと考えています。