議会一般質問に関する打ち合わせを行いました。登壇は来週、9月18日、木曜日なので通告は来週火曜日ですが、質問内容を絞り込んでいます。まちなか居住や国体に関連した取り組みなどについて話し合いを詰めている段階です。
議会報告会を開催しました。議会報告会の依頼があったことから、依頼者の事務所を訪問しました。今日の議会報告会を楽しみにしてくれていた様子で、「片桐さんの活動をブログなどで見ていると大変忙しい様子なので、報告会の依頼することを躊躇っていました。今日来てくれたことに感謝しています」と歓迎してくれました。
「そんなことはありませんから、いつでも呼んで下さい。議会報告を行い皆さんから意見を聞かせてもらい反映させることで県政は良くなりますから」と話してから報告会を始めました。
報告会のテーマは、公教育、障害者福祉、和歌山市まちなか再生、道路行政など、最近の話題を順次紹介しました。公教育は全国学力テストで国語の学力が全国で最下位になったことが話題になりました。学力低下の原因は特定できていませんが考えられることを説明しました。教育レベルが低下していることは和歌山県の将来にとって由々しき問題であり、早急な対応が必要であることを認識しています。公教育の学力低下は、どこに問題があるのかこれからの分析結果を待つことになりますが、原因を特定して解明していくことが求められます。一つのヒントとして公教育の学力は低下していますが、共通テストの平均得点は上位にありますから高校生の基礎学力は決して低くないのです。公教育と私学の教育について研究する必要があるかも知れません。
また和歌山市のまちなか再生については皆さんの関心事でした。和歌山市が低迷しているのは都市計画の不味さにも原因があります。昭和の高度成長の時代に和歌山市の将来に向けた都市計画を策定していなかったことが問題です。JR和歌山駅から和歌山インターチェンジまでの道路や駅の東西の連結が不便なのでまちが寸断されていることなど、都市計画道路がうまくいっていないのです。道路が連結できていないことから流れがなく道路沿いに商業施設ができていません。まちが郊外に拡大していくにつれてロードサイド店舗が増えていったので、まちが拡大していきました。人口規模の割にまちが拡大しているのでまちなか居住ができていません。居住人口が少ないので商業施設も分散し、中心市街地が寂しくなっていったと思います。
中でもJR和歌山駅東口周辺は道路の整備も賑わいも少ない点の指摘がありました。和歌山県外から和歌山市に転入してきた人は「初めて和歌山市に来た時、和歌山駅東口に降りた時は何もないので驚きました」と話してくれました。「もっと賑わいを出して欲しいと思います」と依頼がありました。
30年も40年前も前の都市計画がうまくなかったから現在の和歌山市があります。それであるなら現在の和歌山市を担っている私達が今ここで都市再生をしなければ、将来の和歌山市は今よりも低迷していくことになります。将来の和歌山市のために現在の政治家が都市再生やまちなか再生を考え実行することが求められています。
以上のようなテーマを中心に話し合いました。約1時間30分の議会報告会は一瞬で過ぎて行ったように思います。県議会に親しみを持ってくれたと思いますから、継続して報告会を行いたいと考えています。
経済特区について話し合いました。経済特区は外から投資をしてもらうことが目的です。域内だけの経済交流で終えるような経済特区なら意味はありません。もし経済特区を設けるなら外国からの投資も呼び込めるような、つまり進出し易いしくみを設計する必要があります。
参考までに中国には22の経済特区があります。これらの経済特区では日本からの投資を受け入れて経済活動を活発にしています。