活動報告・レポート
2014年9月6日(土)
魔笛
写真選定

ポスター制作に関して写真の選定作業を行いました。事務所に数人の方に集まってもらい5点の候補写真を絞り込みました。それぞれ違ったデザインに仕上げているので、既にポスターらしくなっています。4年前の写真と比較すると年齢を重ねていることが明確に分かります。自分では変わっていないように思いますが、年月は顔形に変化を与えています。今月中に写真1点を選定してポスター制作に着手したいと考えています。

魔笛
魔笛

モーツァルトのオペラ魔笛を鑑賞しました。和歌山市民会館で開催されたもので、和歌山市内でモーツァルトの魔笛を鑑賞できる機会を楽しみにしていました。会場は満員で席埋まっていたので階段に腰を下ろして鑑賞するほどの混み具合でした。オペラ魔笛をこれだけたくさんの人が楽しみにしていたことを知り、和歌山市の文化度の高まりを嬉しく思いました。

魔笛は、世界は昼の世界の王と夜の世界の女王が支配していましたが、昼の王が死去してザラストロに昼の世界を譲ってから対立するようになり、そこから物語は進行して行きます。夜の女王は昼の世界も自分が支配しようという邪心に支配され企みを実行しますが、昼の世界の光が夜の世界の闇を取り払うことになります。そんな物語がモーツァルトの音楽と共に展開して行きます。

和歌山市でオペラを鑑賞したのは初めてですが、近くでこんな機会を得られることは幸せなことです。和歌山市内でオペラやミュージカル、クラシックなどを観劇する機会は少ないので、魔笛を鑑賞できた今日の日は幸せな一日となりました。

対立からは争いや憎しみが生まれますが、友好からは信頼と幸せが生まれます。世の中は二つのことが対立することが多いのですが、対立と友好ではどちらが良い結果を生み出すのかは明らかです。対立すると争いが生まれ抜き出せなくなります。対して友好関係を提案することで信頼が生まれ、多くの人が幸せになります。

昼と夜が対立していた時は周囲の人達を争いの中に巻き込んで行きますが、対立が消えると幸せな結末が待っています。モーツァルトの時代から、対立による争いはいけないことを教えてくれているのです。対立よりも友好を選択することが人間社会として適切であることを教えてくれているのですが、今も人間社会は対立を繰り返しています。魔笛を鑑賞して、同じレベルにいると対立関係が生じ易く、少しでも高い次元で相手を見ることができれば友好な関係を築けるように思いました。対立するような低いレベルにいると同じように対立してしまうのですが、一段高いレベルに立つことで対立することは無意味なことだと分かります。

ただ対立の中にも愛や勇気があり、それらの心が対立を溶かしていく力になります。権力に従う人、所謂イエスマンばかりでは対立関係が発展していくばかりですが、争いよりも愛と勇気が相手との関係を築き、友好関係に発展していくことを伝えてくれています。

常に愛の力が争いの力に勝つのが、人間の世界の常識であることを伝えてくれるようでした。争いからは次につながるものは何も生まれなくて、愛が支配する世界からは幸せと繁栄が約束されています。魔笛は1791年9月30日が初公演ですから、220年以上の前の世界から人間の本質は変わっていないことを改めて教えてくれるようでした。

文明や科学は進歩してきましたが、人の心は余り進歩してこなかったように思います。大人は、人を愛することによって幸せなるという法則を次の世代に伝えることが役割です。争いや対立からは幸せは生まれません。魔笛鑑賞で幸せになりました。

万葉薪能

平成26年10月に開催される万葉薪能について話し合いました。万葉薪能開演前に薪能について学ぶ説明会を実施することにしました。和歌山市に定着している文化を学び、万葉薪能を一緒に楽しみたいと思います。

その他

魔笛が終了してから懇親会に参加しました。ここで引き寄せられるように親しい人達と会うことができ不思議に感じました。