活動報告・レポート
2014年8月12日(火)
投票率
投票率

和歌山市長選挙の投票率の低さが話題になっています。戦後最低の投票率となる30.84パーセントという結果でした。投票率の低い理由は色々言われていますが、元々関心が低かったことと、当日の大型台風の影響によって投票に行けなかった、または投票に行く気持ちが薄れたことなどが考えられます。

今朝の話では違う視点からの指摘がありました。20歳代の若い人は和歌山県外の大学に進学している割合が高いのですが、4年後はどこで暮らすことになるか分からないので和歌山市に住民票を残して下宿していることも原因ではないかという話です。つまり和歌山市に住民票を置いた学生が東京で暮らしている場合、投票に行きたくても行けないということです。20歳代の投票率が低い理由として、和歌山市で住んでいないことが考えられます。

もう一つの理由が、一人暮らしの高齢者が多いことです。一人で歩いて投票所に行けない場合があり、誰も投票に行こうと声を掛けないため、投票に行けないということです。

和歌山市の課題である一人暮らしの高齢者と若い人の減少が、投票率が低い理由として考えられるという話し合いを行いました。それも大きな理由だと思いますが、そうであるなら台風や無関心と違う意味があるので、この課題を解決しないことには、これからも投票率が上がることはありません。

そこで電子投票の話題へと発展しました。パソコンや携帯電話から投票できるようにすれば、相当投票率は高まると思います。和歌山市出身の学生が東京や北海道に暮らしていても携帯電話から投票できるなら、両親などからの呼び掛けによって投票行為に結び付くと思います。一人暮らしの高齢者の投票率を高める方策は難しいのですが、見回り活動などによる近隣の方からの声掛けによって、一緒に行くなどの地域での取り組みが考えられます。

投票率の低下は選挙に関する意識が低いことを表す要因となります。和歌山市の課題の解決と共に、投票率の向上策は考えたい課題です。

また「投票に行っても変わらないし、誰が市長になっても変わらない」という意見もありました。少し後向きな考え方が気になるのですが、選挙と市政などに無関心な層もいると思います。変わらないと思う気持ちが、まちを変わらなくしています。自分の行動によって変わると信じている場合と、変わらないと思う場合では、これからの市のあり方が違うと思います。

変わると思うと行動に移しますが、変わらないと思っていると行動に移そうとしません。もう変わらないからという気持ちの人が多いとすれば、これからも和歌山市は変わらないと思います。誰がなっても同じと思うことは無関心そのものです。マザーテレサが言ったように愛することの反対語は無関心ですから、無関心の人が多い市だとすれば愛が少ない市だと言えます。愛の枯渇した市は発展することはありません。愛、感謝、言葉、行動へとつながりますから、無関心でいることは止めて欲しいと切に願います。

無関心、誰がやっても同じ、だから行動しない、行動しないけれど不満があるという循環にならないためにも、自分の市のことに関心を持って欲しいと思います。

台風の影響

和歌山市直川に植樹している桜の木が週末の台風の暴風によって倒されていたと連絡が入りました。和歌山ゴールドライオンズクラブで植えた桜の木が倒されていたことから、会長と幹事他のメンバーが現地に駆け付けて手当てしてくれました。桜の木が倒されるほどですから、この地域でも相当な風が吹いたようです。和歌山市内でも倒木や冠水、停電などの影響がありましたが、市内の各地で街路樹が倒されるなどの被害も発生していました。ライオンズクラブが管理している用地の桜の木も倒されていたことに驚きましたが、迅速な対応ができたことは幸いです。

会長他のメンバーは夏草も刈り取ってくれた様子でした。現地に駆けつけてくれたメンバーに感謝しています。