活動報告・レポート
2014年8月10日(日)
台風現場
選挙
選挙

台風が近畿地方を直撃した今日は和歌山市長選挙の投票日でした。投票率の低下が言われていたのですが、今朝の暴風と警報によって更に投票率が下がると思います。そんな中、投票所に行ったのですが、やはり来場者が少ない様子がありました。大雨警報などが発令されていたので安全面からすると無理をしてもらえない状況ですから仕方ありません。民意を反映させるための大切な選挙ですから、一人でも多くの方の投票をお願いしたいところです。私もお昼頃、雨風が少し止んできたタイミングで投票してきました。

そして午後9時前に和歌山市の新しいリーダーが誕生しました。和歌山市の向こう4年間を託すリーダーが誕生したことから、和歌山市は新しい時代に入ることになります。中心市街地を活性化することや企業誘致と産業振興による雇用の確保、そして人口減少に歯止めを掛けることなどの政策を期待しています。

台風現場
台風現場

台風が近畿地方そして和歌山市を直撃しました。今朝からの雨風によって河川の増水や道路の冠水などが起こり、和歌山市内の一部の箇所では混乱が生じました。和田川の水位は高まりましたが、河川から流出はなかったので無事で何よりでした。また貴志川も増水していて川の流れは急だったので、怖さを感じるほどでした。現場に立つと急流の流れの不気味な「ごおーっ」といううねり音が聞こえてきました。貴志川は河川敷が増水で見えなくなり、川幅いっぱいに流れができていました。貴志川の様子を上から眺めるとその怖さを感じることができます。この流れに人が巻き込まれると助からないように思いました。

ところで国土交通省では貴志川に架かるこの橋の建替えを進めていますし、堤防の嵩上げを予定しています。貴志川の増水による不安を解消するために貴志川の改良を進める計画になっています。

台風現場

ところで貴志川の堤防横のお宅を訪問して昨夜からの様子を聞かせてもらいました。「何十年もここに住んでいますが、貴志川がこれほど増水したのは3回目です。紀伊半島大水害の時とその後、そして今回です。これまで貴志川がこれほど増水することはなかったので、異常気象かなと思います」と話してくれました。何十年と増水することのなかった河川が、ここ数年で増水するようになっている事実があります。堤防の高さの嵩上げや増水対策を施すことによって安全と安心を確保したいと考えています。

台風現場

また和歌山市内では紀の川の北側の一部地域では停電が発生しました。デジタル社会、そして停電経験の少ない人からは、停電によってデジタル機器から情報が得られないことや娯楽が楽しめないなど意見が寄せられました。しかし雨風の中、電力会社の作業員さんが来てくれて柱上作業をしている様子を見て「安心しました」だとか「雨風の中、懸命の作業をしてくれていることに感謝」、「安全作業をして下さい」などの意見をいただきました。雨風の中の懸命の作業は皆さんから支持される行為です。皆さんの協力もあって停電は復旧することができました。

和歌山市内の午前中は交通量が少なく、外出することができない状況でした。水害地域の現場視察に出られたのは午後からとなりました。それぞれの地域で甚大な被害はなかったことが幸いです。

今回のように最近の自然災害の規模は大きくなっています。雨量も多いことから河川増水や街中でも冠水している状況があります。避難場所に指定されている体育館でも天井から雨漏れがあるなど被害が発生しました。また和歌山市内のコンビニエンスストアではビルの1階なのに天井から雨漏りがあり店内は混乱したようです。台風や大雨による水害対策を強化する必要性を感じています。