活動報告・レポート
2014年8月4日(月)
交渉技術
交渉技術

とても凄い人がいます。今日、ある案件で打ち合わせをしました。相手からの要望を聞かせてもらい対応しているのですが、交渉事はお互いの思いが違うことがあると一度で解決しません。そんな時、問題点を詰めるだけ詰めて、次回に向けて解決の余地を残しておく必要があります。問題とは数字や期間などが問題になりますが、誰が間に立つのかで解決方法が違ってきます。信頼できる人が間に入ってくれると問題は解決に向かいます。

今日の話し相手は、「誰が来てくれるのかと思っていました。恐らくXさんが来てくれるだろうと思っていたのですが、やはりXさんが来てくれて安心しました。事前にこの案件であればXさんが間に立ってくれるだろうと推測していたのですが、その通りになりました。逆に言えばXさん以外の人が来てくれても解決に向かわないということです」という意見を述べてくれました。

凄い人がいるものです。交渉相手を「あなたなら信頼できる人だから」と納得させてしまうのですから。初対面の相手からも、話をするだけで信頼を得てしまう人がいるものです。

停滞していた問題が、間に立つ人によって解決に向かおうとしています。今日、取りまとめた話の結果を次につなげるため、早速、次回の話し合いの予定をこの場で決めました。

問題を解決するためには信頼とスピードが必要だと感じる場面に立ち会いました。交渉方法について貴重な学びがありました。

企業誘致活動

東京から和歌山県出身のZさんが訪ねてくれました。「久し振りです」と元気な挨拶から会話が始まりました。「仕事が動いているので元気になる」という主旨の話があったように、人は生活を安定させることで社会貢献活動に向かいます。一般的に、日々の生活が苦しい状態で社会に尽くすことは中々できないことです。

東京で関われる仕事はたくさんあるようで、「和歌山県にいる時の何倍も収益が上がっています」という話でした。その理由は、和歌山県で仕事をしている時から他府県での人脈を築いていたので、東京で仕事を始めた時に助けてくれていることや、仕事量が多いので技能があればやっていけると聞かせてもらいました。

「やはり和歌山県に企業が少ないことが経済的に厳しくなっている原因です。企業を誘致しなければここから立ち直ることは簡単なことではないと思います」と話してくれましたが、その状況認識は共有できていると思います。

進出してくれる企業のための支援制度を設けていますが、工場進出をしようと決断することは容易ではなく、また和歌山県から撤退する企業を引き止めることも簡単なことではないのです。企業は国内市場や世界市場で活動するもので、和歌山県だけを相手にしている訳ではありません。市場の動きに呼応しているので、和歌山県進出や撤退など企業のトップの意思決定に関与することはできません。そこが企業誘致活動の難しいところですから、現状を分かっていても動かすことは簡単ではないのです。

ただ難しいと座っているだけではありません。誘致企業に対する支援制度は確立していますし県外企業の誘致活動は継続しています。決定するまでに時間を要する活動ですが、和歌山県出身のZさんが言うように大きな課題と捉えて活動を行っています。

交通法規

交通法規の解釈について問い合わせがありました。交通法規は知っているようで知らないことが多く、そのため善意なのに交通違反を取られるケースがあります。違反行為を現認されると知らなかったでは済まされません。当たり前だと思っていることでも、疑問を感じたら調べることが交通違反の未然防止につながります。たまには交通法規について意見交換することで、それまで知らなかったり、思い違いをしているような知識を得ることができます。