活動報告・レポート
2014年7月30日(水)
企業立地
材料費

食品が値上がりしています。小麦粉と油、そして光熱費が増えていますが、価格には転換していないようです。8パーセントの消費税は価格に含めていますが、材料の値上がり分は据え置いているので、市内のあるお店の店主が言うように「利益はなくなっています」という状態のようです。「材料費の値上がりはきつい」という話にあるように、余り見えないところの価格上昇は経営に響いています。

「競合店も同じ条件なので頑張るしかないです」と話してくれたように、何としても勝ち抜いて欲しいと願っています。元気なお店が勝ち抜いてくれないことには、和歌山市のこれからがありません。応援しています。

企業立地

工場跡地の利活用について相談がありました。この場所は和歌山県外ですが、平成20年に工場が撤退した跡地で、そのままの状態になっています。企業に声を掛けているのですが、中々進出してくれないようです。

地図を拝見したところ広大な工場用地でしたが、確認したところ進出してくれない理由がありそうです。まちの人口が少ないので、進出した場合に地元で人材が集められないことがあります。大規模な工場を建設するとどうしても地元雇用が必要となります。企業が求めるのは即戦力になる理系の人材ですが、地方都市では見つけ難いと聞かせてくれました。地方都市には理系の大学や工業高校が少ないからです。

インフラや税制面の配慮に加えて人材の確保が企業立地のための大切な条件です。以前、和歌山県内への工場進出を検討してくれた経営者の質問の中に、「人材は確保できますか」というものがありました。続けて「即戦力になる人材は何名ぐらい確保ができると思いますか」という質問に及びました。

企業は人ですから、企業が求める即戦力に近い人材がいることが進出するための要件のひとつになります。そうすると高校教育の大切さを再認識できます。

今回は和歌山県内での跡地利用の案件ではありませんが、地方都市にとって大企業の撤退は地域経済に打撃を与える影響は大きく、跡地利用の活用も簡単には進まないことを示してくれています。人材確保、高校教育の問題などは継続した検討課題です。

ヨガ体験

暑い日が続きますが、こんな時こそ身体を動かすことが大切だと思います。どうしてもゆったりしてしまい、冷たいものを飲む機会が多くなるので体調を崩し易くなります。そこでヨガ体験を行いました。短い時間ですが心地良い汗を流し、心身ともリラックスできました。緊張があると心身が張り詰めるので、緊張を解く動きは大切です。深くて長い呼吸と、ゆったりとした動作で身体の緊張を和らげることでリラックスできます。

飲み物は一気に飲むのではなくて、少しだけ口に含む感覚で、喉の渇きを湿らすような感じで飲用します。根拠は知りませんが、何となく冷たい飲み物を流し込むことは避けたいと思っています。

ヨガの会場はYさんの自宅を借りて行っているものですが、秋になると交流スペースとして今以上に活用ができる空間となります。カフェを楽しみながら、ヨガ体験などの催しを開催する予定だそうです。

8月と9月の予定を決定し、継続した体験をすることにしています。

人材不足

建設や土木関係の技術者が不足していると聞いています。全国的に公共工事が増えていることから、事業者は人材を求めています。ところが和歌山県は国体関連、高速道路建設、災害からの復興、高野山開創1200年に向けた道路拡幅などの公共工事が多いため、余力がありません。人材を求める声に対応できないものか検討を行っています。

また飲食店でも人材が不足していて、東京都内では外国人労働者が増えていると教えてもらいました。若い人がいるのに不思議だと訪ねたところ、「若い人はインターネットビジネス従事者が増えているので、現場にはきてくれない」ということでした。

この辺りにも問題は潜んでいそうです。