活動報告・レポート
2014年7月21日(祝・月)
タクシーのサービス
タクシーのサービス

タクシー会社に勤務している運転手さんとの話です。お客さんの利益になるように運転していることを聞かせてもらいました。お客さんへの利益とは、目的地への移動時間を節約すること、できるだけ安価に乗車してもらうこと、車内では快適に過ごしてもらうことなどがあります。

タクシーを利用するのは限られた時間を有効に利用したいと考えるからです。和歌山市の場合、徒歩で移動すれば30分必要とした場合、タクシーだと10分程度で目的地に着くことができます。その時間を仕事や必要なことに充てることが可能となります。そしてお金の問題です。運転手さんは「お客さんに喜んでもらいたいので最短距離で走るように心掛けています。プロですから迂回路を含めて道路は頭に入っています。目的地に到着した時、お客さんが予想よりも安いと感じてくれることが喜びです。逆にいつもよりも高いと思われたらガクッときます」と話してくれました。

お客さんを快適な環境で目的地に送り届けることを使命としているベテラン運転手の気持ちを感じました。また、車内ではお客さんに話しすぎても無口すぎても不快な思いをさせることから、適度な会話と話題提供を心掛けていると話してくれました。新聞や観光冊子、週刊誌などから情報を収集している姿勢に感心しました。

ベテランドライバーのお客さんに対するサービス精神に触れ、暑い夏ですが小さな温かさを感じました。心地良い時間となりました。

防災無線設備

和歌山市には防災無線があり私達に情報を与えてくれることになっています。災害や台風の時、警報を発してくれるので安心を提供してくれています。それ以外にも和歌山市内にいると午後5時になると音楽が流れるので、毎日、防災無線が機能していることを確認することができます。

ところ土曜日と日曜日に防災無線から音楽が流れませんでした。何故だろうと思い調査したところ、7月19日、土曜日の午後4時30分頃の激しい雷雨の影響で防災無線のアンテナに被害があり、放送設備が機能しなくなったようなのです。そのため防災無線が使用できなくなったのです。本来であれば万一の場合に備えて予備設備を持っているべきですが、和歌山市の防災無線設備は持っていないのです。バックアップ設備がなければ、ひとつが壊れてしまうと防災無線が機能しなくなります。

重要施設には予備設備があって当然ですが、和歌山市の防災無線には予備設備なかったことが問題です。もし、土曜日と日曜日に災害が発生したり、Jアラートの警報が出た場合、どう対応したのでしょうか。

警報を発令する和歌山市内のトランペットスピーカーも停止していたことから、この二日間は災害に全く対応てきない事態に陥っていたことになります。

月曜日の夕刻になって防災設備が復旧したようですが、土曜日と日曜日の二日間、防災設備が機能していなかったことを問題視したいと考えています。しかも予備設備が備わっていないことは危機管理ができていないということです。土曜日と日曜日、そして復旧するまでの月曜日の時間は何事もなかったから平穏に過ぎましたが、この体制では危機管理に問題があるので対応を求めたいと考えています。

私は地元のバナナエフエムを聴いていたところ、いつも通り午後5時に防災放送が流れたのですが、いつもと音源が違っていたので変だなと思いました。週末から今日に掛けて防災無線が機能していないことを、大多数の和歌山市民の皆さんは知らなかったと思います。防災無線が機能していないことを、和歌山市民の私達に知らされていなかったことも問題です。防災対策として私達が信頼している防災無線ですが、それが機能していない日があったことを知らされなかったことは防災対策上、怖いことです。情報を隠していたなら併せて問題提起をしたいと考えています。