環境事業を手掛けている会社社長が訪ねてくれました。リサイクルトナーなどのエコ商品を開発しエコ・アクション・ポイント事業にも参画しているのですが、新しく再生バッテリーにも取り組み始めたことを知らせてくれました。再生バッテリーとは古くなったバッテリーをリサイクルして新品の90パーセントの性能を持たせて使用できるようにしたものです。価格は新製品の4分の1程度の安価で、リサイクルによる地球環境保全につなげています。この取り組み内容は、古いバッテリーを回収して使用できる状態にし、性能試験を経て再生バッテリーとして売り出すものです。ただ回収したバッテリーの中で再生できるものは10パーセント程度なので、たくさん古いバッテリーを集める必要があります。リサイクル事業は回収できる数量が事業化の鍵を握っています。地球環境問題に関心を持ってくれる方々からの支援が必要となります。
尚、このバッテリーのリサイクルシステムは全国的には存在していますが、和歌山県内の事業者が行っていることを初めて知りました。エコ事業なので広く展開されることを期待しています。
和歌山県産の果実などを海外に輸出する取り組みについて協議しました。既に食品の輸出に実績があり市場も確保している県外の大手事業者が和歌山県を訪ねてくれました。和歌山県の果実は品質が良いため、この事業者が有している輸出販売ルートに乗せることで和歌山県産の果実の市場を拡大させようとするものです。勿論、果実の海外への輸出は広く展開されていますが、新鮮な果実は海路では品質が保てないことから、空路による輸出について話し合いました。
輸出は輸送コストが問題で、その分どうしても海外市場での販売価格が高くなってしまいます。鮮度を保ったまま輸送コストを抑えることが、更に市場を拡大するために必要なことです。海外市場と経験、人脈とノウハウを有した事業者が、和歌山県産の果実に注目してくれたことは嬉しいことです。
これまでは展示会などのイベント会場への出展による認知度を高めるPRを行ってきました。和歌山県という名前を売り出すために有効な手段だと思いますが、農業関係者の言葉を借りると「ビジネスには発展していないと思います。海外市場を狙うためにはPRではなく、ビジネスにつなげる具体的方策が必要です」ということです。ビジネスに展開できないPRでは、海外市場を拡大する方策としての意味が薄くなっています。
果実の生産や販売に携わっている皆さんは、具体的なビジネス展開になるような方策を期待しているので今日の協議を踏まえて、販路拡大につながることを期待しています。
- 8月の視察に関して視察内容の検討を行っています。健康寿命を延伸させる取り組みを具体的に実行できている県は少なく、全国的にこれからの課題となっています。和歌山県ではラジオ体操の指導や健康指導士の養成を行っているところなので、先進地となるような取り組みを調査したいと思いますが、具体的な取り組みを実施している事例は少ないため内容を検討しています。
- 和歌山市内中心地にある空き店舗の利用について問い合わせがありました。NPOの活動などによる補助事業制度がありますが、全てに適用されるものではないので事業内容を見ながら適用可否を考えています。
- 8月に開催する祝賀会の実行委員会を開催しました。もう一か月後に迫ってきたので、参加者の集約や進行などを決める作業に入りました。ゲストスピーチも決まり、ゲストの方の話す内容の一部を聞かせてもらっただけで感動しました。楽しくて感動する祝賀会となりそうです。実行委員会メンバーは企画に、準備に大いに盛り上がっています。