活動報告・レポート
2014年7月8日(火)
ビタミン
ビタミン

頑張っている人の話を聞いて、その人と話をすることができました。彼は午前6時に起きて出勤しています。午前中と午後の仕事を終えてから帰宅し、夕方から飲食店でアルバイトをしています。帰宅は午前になるので寝る時間はとても少ないのです。それでも将来自分のお店を持ちたいという夢があるので、今日の苦労を苦労と思わずに笑顔で働いています。お客さん相手の仕事なので辛いこともあると聞かせてもらいました。

お店の看板を背負っているので、不条理なことを言われたとしても耐えるしかありません。「若い頃だったら怒りの行動をとっていたと思います」と笑って話してくれました。今は精神的に大人になって「腹が立つことがあれば、そのエネルギーを他に向けています」ということです。 

他に転換するために、腹が立った時、その相手に怒りのエネルギーを発するのではなくて、仕事を終えて帰宅後、自転車に乗って1時間ほど走ってくることや、1時間の筋力トレーニングで自分を鍛えているそうです。

怒りのエネルギーを自分のエネルギーへと転換させています。1時間という時間選択も良いことで、1時間、懸命に他のことに打ち込んだ場合、その前の出来事は忘れてしまいます。1時間前に怒りの感情があっても、自転車で1時間走った後は、エネルギーを発散していることと、心身共に疲れていることからその怒りは消滅しています。1時間も筋力トレーニングを行った後は、やはり心身共に疲れて怒りどころではなくなっています。自分のためにエネルギーを使うことで負のエネルギーは消え去り、正のエネルギーが自分を高めてくれるのです。エネルギーの転換がストレスを消滅させてくれます。

お客さんからの意見や苦情を、呼び名を変えて仕事に反映させている会社があります。面白い呼び名に変化させている例としては「ビタミン」という呼び名にしている会社があります。お客さからの要望や苦情は「ビタミン」だというのです。決してマイナスのものでなくてプラスに考えられる素敵な呼び名だと思います。お客さんからいただく言葉は批判や苦情であっても、それを「ビタミン」だと思うと、将来の自分に役立ってくれるものであり、自分を構成してくれる要素になるものに変化します。若い頃はたくさんのビタミンを吸収して自分のモノにする方が将来に役立ちます。

将来、独立して自分のお店を持ちたいと思っている彼は、毎日のようにお客さんからビタミンを受け取って成長していると思います。彼の夢が叶うように応援していますし、時には栄養満点の優しいビタミンを届けるためにお店に行きたいと思っています。頑張れ、未来の店主さん。

感謝の念

ある政治家と話をしていました。「ビジネス、政治、宗教、どんなものにでも共通している大切なことは感謝の気持ちです」と伝えてくれました。まさにその通りで、社会で生きているということは、感謝の気持ちを持つことを教えてもらっているようなものです。私達は社会全体から感謝の気持ちを受け取っていますから、感謝の気持ちで他人と接したいと思いますし、社会での立ち位置は感謝の気持ちを持っていることに尽きます。

感謝の気持ちを忘れてしまうと驕りの心になります。驕りは自分の力で何とでもなると思うことなので、感謝の気持ちを失った状態です。最初、人はその変化に戸惑いますが、やがてその人の元を去ることになります。意見してくれる人、忠告してくれる人がいなくなると要注意です。

社会経験を積み、年長者になると接する相手は年下の人が多くなります。年下の人が年上の人に忠告することはありません。ですから年下の人の場合でも、年上の人と接するように謙虚に付き合う必要があります。年下だから横柄の態度をとったり、意見を聞かないという姿勢でいると人は離れていきます。

年長者になるということは謙虚になり、感謝の気持ちをたくさん持つということです。そしてこれらの大切なものを年下の人に伝えることが使命となっていきます。成長すると頭を垂れる稲穂のような姿勢を持ち続けたいものです。

その他
とうもろこし

経営者の皆さん方と懇親会を行いました。今日のお店は定休日でしたが、私達のためにオーナーが出てきてくれて対応してくれました。「皆さんのお役に立つのでしたら」と話してくれるなどとても嬉しい出来事でした。また有機栽培のとうもろこしをオーナーに渡したところ、早速、料理にして提供してくれました。とてもおいしかったのは言うまでもありません。ご一緒いただいた皆さん、このお店のオーナーに感謝しています。