活動報告・レポート
2014年7月4日(金)
福祉施設
福祉施設

福祉施設を訪問し理事長と懇談させてもらいました。高齢者の豊かな生活を目指した運営をしています。入居者の皆さんと話をさせてもらったところ、皆さん共、笑顔で答えてくれました。従業員さんとも懇談させてもらったのですが、一人の方は「担当をしていたおじいさんが亡くなった時、喪失感があり涙がでてきました。その後の一週間はおじいさんのことを想い気力がなくなりました。人の死に接することがこれだけ重いことなのか感じたからです。一緒にいることで自分の両親と同じように思っていたのです。だから自分には適していないので、この仕事を続けることは出来ないと思ってしまいました。でも理事長や仲間から励まされて続けています。人の死に接すると悲しい気持ちがありますが、それを乗り越えていくことも人生にとって大事なことですし、誰かが死を見届けなければならないのであれば、自分がその役割を引き受けようと思っています」と瞳を輝かせて話してくれました。

一所懸命に仕事をしている姿は輝いていて、ヘルパーさん、そして働いている皆さんを応援したくなりました。こんな素敵な考えを持っている方が勤務している施設、そして理事長の思いが浸透していることも素晴らしいと思いました。

お昼には、理事長と従業員さんと一緒に昼食をいただきました。とてもおいしい昼食になったのは言うまでもありません。懸命に仕事をしている皆さんとの会話と志が食事に味付けをしてくれました。

自分の仕事に誇りを持つことで仕事の成果は変わります。優しくて温かい心で接しているので、入居されている皆さんも笑顔になっているのだと感じました。

インターナショナルスクール

インターナショナルスクールを誘致したいという話を聞かせてもらいました。東京や横浜、大阪ではインターナショナルスクールがあり、多くの小学生が学んでいます。都会には外国語を学べる環境があるのに、和歌山市にはその環境がないことから誘致したいという思いを聞かせてもらいました。外国語が全てではありませんが、教育を受けられる選択肢が欲しいと思っています。子どもが小さい頃から外国語に親しみを感じさせ、外国語を身近に思えるような環境を求める人がいますから、和歌山市でその環境を設けたいと思います。

和歌山市は中核市ですから、インターナショナルスクールがあって然るべき環境があると話してくれました。続けて、以前、インターナショナルスクールを作ろうと計画していた時期があったと話してくれました。ところが和歌山市に相談に行ったところ、即座に否定されたそうです。理由は「子どもに英語は必要ない」というものだったそうです。時期や誰に相談したのかも聞かせてもらいましたが、和歌山市は世界と乖離しているように思いました。

今の子ども達は世界の舞台で活躍する世代です。サッカーでも野球でも、テニスでも、ビジネスの世界においても今や舞台は世界です。世界を舞台に戦う子ども達が、最初にハンディとなるのが言葉です。言葉が通じない、言葉が話せないことで雰囲気に呑まれてしまうのです。スポーツの試合だと審判の言っていることが分からないという独特の雰囲気に呑まれてしまうそうです。相手と戦う前に雰囲気で負けてしまいます。ビジネスの世界でも世界共通語である英語が話せることで同等の立場から交渉を開始できますが、英語も話せない、聞けないではビジネスになりません。

和歌山市で仕事をする場合や国内で仕事をすることに限定するのであれば、外国語ができないことに問題はありませんが、それでは子どもたちの可能性を閉じ込めてしまいます。

公教育が外国語に熱心でないのであれば、「誘致して運営することを考えています」と話してくれました。その思いが実現することを心から期待していますし、世界の舞台で勝負できる人材を育成するためにも外国語を学ぶ環境という選択肢が欲しいと考えています。

その他
  • とてもお世話になっているお店の経営者が脳梗塞で倒れたことを聞いて驚きました。早速、病室を訪問して様子を伺ってきました。発見が早かったので回復途上で、この後、リハビリに入る予定です。早期回復をお祈りしています。
  • 来週の懇親会に際して予約したところ、定休日ですがオーナーが出てきて対応してくれることになりました。大変恐縮ですが「片桐さんが来てくれるなら。しかし従業員は休みなので私が出ます」とオーナー自ら出てくれることになりした。無理を聞いていただき感謝しています。