金沢駅前活性化に関して視察のお願いをしました。とても良くしてもらっているTさんが金沢駅の管理会社社長をしているので依頼をしたところ、快く応じてくれました。金沢駅周辺の活性化は勉強になると聞いていたので、和歌山市中心市街地再生に役立てたいと考えて視察に行くことにしています。幸い、お世話になっているとても素晴らしい経営者が駅周辺の活性化に関わっていることから、今回の話が発展しました。このT社長の素晴らしい人格が、駅前活性化に影響を与えていると個人的に思っています。T社長の人柄が分るエピソードがあります。
金沢駅の管理会社の社長に就任して以来、誰よりも早く出社しているそうです。しかも会社に入る前の朝の時間、駅前商店街に立ち寄り店主に声を掛けているそうです。これまで駅の管理会社の社長が個人商店に挨拶に来てくれることはなく、その上、就任直後だけではなくてその後も立ち寄り続けていると聞いています。社長自らが、商店に立ち寄って挨拶をしてくれると店主は励みになりますから、やってやろうという気持ちになると思います。トップが関心を向けてくれていることを知ると、それに応えようと思うものです。金沢駅前が活性化しているのは、駅ビルのリニューアルや新幹線の乗り入れなどのハード面の整備が進んでいることも要因ですが、このエピソードを聞いてソフト面も影響を与えていると思います。トップの人柄と姿勢が商店の経営者の方々をやる気にさせているのです。建物が立派になっても魂が入っていないと活性化へと発展しません。誰がリードしているのか、誰が先頭に立って走ってくれるのかを周囲は見ています。トップの姿勢が周囲の皆さんをやる気にさせ、励ましていると思います。都市は人が創り出す空間ですから、誰がリーダーとして手腕を発揮するかによってまちの姿や賑わいは変わってきます。
ですから今年8月の金沢駅と街づくりに関する視察に際しては、駅周辺の再整備と共に、T社長との懇談機会を持ってその魂に触れたいと思っています。
和歌山県内で計画している高速道路の進捗状況について説明しました。国体開催までに計画している主要道路が完成して欲しいと願っての話です。特に京奈和自動車道の和歌山JCTまでの開通については、建設委員会の答弁を引用して回答しました。
京奈和自動車道紀北西道路については必要な用地の取得は完了し、全線で工事が展開されています。岩出ICは本体掘削工事と本線ランプ橋工事が進められ、橋りょうの下部工17基のうち8基が完成しています。また和歌山JCT付近では工事用道路と高架橋工事が進められており、下部工23基のうち4基が施工中で、残りが未着工という状況にあります。
工程的には厳しい状況と聞いていますが、国土交通省は、さまざまな工夫や24時間体制での施工など、精いっぱい取り組んでくれています。
県としては引き続き、平成27年国体開催までの供用を国に働きかけていくことにしていますと説明をしました。何としても平成27年度の紀の国わかやま国体開催までに開通させたいと、和歌山県として取り組んでいることを説明しました。
- 平成26年7月の議会報告書を作成しました。平成26年6月議会の建設委員会の質疑の中で、和歌山市周辺の道路状況を抜粋して説明した内容です。この報告書は、議会活動における取り組みを知ってもらうことを目的に作成しているもので、文字数を少なくして簡潔にまとめています。
- 和歌山県の再生可能エネルギーについて話し合いました。太陽光発電や風力発電が再生可能エネルギーの現在の主流です。将来的には海流発電など海洋エネルギーの活用が考えられますが、数年間は太陽光や風力が柱になります。和歌山県の自然環境を活かしたこれらのエネルギー利用が進展することを目指して取り組みたいと考えています。