活動報告・レポート
2014年6月20日(金)
県議会一般質問三日目
県議会一般質問三日目
県議会一般質問三日目

一般質問は三日目に入りました。人口減少や介護保険の問題点などの議論が交わされました。平成26年4月現在の昨年一年間の和歌山県の人口減少は、約8,100人ですから、相当な人口減少となっています。人口の減少は県の活力を削ぐものですから、食い止めるための対策が必要です。しかし構造的問題なので短期的に人口増に回復させることは困難です。和歌山県では産業振興と企業誘致による雇用確保によって人口増を図ることを目指していますから、これによる効果に期待しています。

参考までに100万人を超えていた和歌山県の人口は、現在約97万人となっています。現在も企業誘致活動には全力を傾けていますが、人口の減少傾向に歯止めが掛かっていない状況があるので雇用確保、企業誘致などの対策にこれまで以上に力を入れたいと考えています。

梅生産システム

また和歌山県議会みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会が設立されました。本日、設立総会が開催されて設立が決定したものです。この協議会設立の目的は、みなべと田辺の梅生産システムを世界農業遺産認定に向けた取り組みを促進するためです。

世界農業遺産とは、国際連合・食糧農業機関によって創設されたプロジェクトで、地域環境を活かした伝統的農法や、生物多様性、農村文化などを地域システムとして一体的に維持し、次の世代に継承していくことを目指したものです。

現在、わが国で認定されているのは能登の里山里海、トキと共生する佐渡の里山、静岡の茶草場農法、阿蘇の草原の維持と持続的農業、そしてクヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環の5か所ですから、6番目の認定に向けた取り組みを開始することになります。

梅生産システムの世界農業遺産認定までの流れは、7月末までに農林水産省に申請を行い、9月から10月にかけてプレゼンを行います。10月20日に国内最終評価を受け、国内の候補地が決定されることになります。平成27年1月から3月の間に現地調査があり、5月から6月に世界農業遺産国際フォーラムにおいて認定となります。

ただ簡単に認定に向かって進むものではなく、農法や水質保全など地域の力が必要で、その地域力に基づいた農業を次世代に継承していくことが絶対条件です。人や地域にやさしい農法が認定の基準ですから、現在の農法を守るしくみを構築しつなげることが必要です。平成27年度の認定に向けて和歌山県議会として支援していくことになります。

笑顔力

議会終了後、セミナーに参加しました。講師を依頼したのは大西正子さんで「笑顔力」について講義をしてもらいました。人は第一印象が大事ですが、好印象を与えるのが笑顔です。笑顔が輝く人、素敵な笑顔の人が嫌われることはありません。笑顔は魔法の表情で、出会う人を魅了するものです。そんな笑顔力も訓練することで自分のモノにすることができます。

笑顔のレッスンも大切ですが大西さんは、顔こりほぐしによって表情を柔らかくしてくれます。緊張した顔の筋肉をほぐすことによって、しなやかで綺麗な顔の力を取り戻します。一気に表情を変えてくれる魔法ではありませんが、約半年かけて自分を変えていく魔法です。表情に自信が出ると言葉や行動が変わってきます。人と会うことや人前で話をすることに自信を持てるようになるからです。

50歳には50歳のきれいな表情があり、60歳には60歳の自然な表情があります。固まった筋肉のある顔からは、そんな表情は出てきません。素敵な表情と笑顔力を身につけることで自信を持った毎日を過ごしたいものです。

その他
  • 来週の建設委員会で発言する内容をまとめています。道路整備と都市再開発の問題を取り上げる予定です。
  • 建物の耐震補強工事について建物のオーナーと協議を行いました。耐震診断を終えているので平成27年度末までに補強工事を実施することについて検討しているところです。