今日から一般質問が始まりました。この議会で私の一般質問はありませんから、先輩、同僚議員の質疑を聞いて勉強させていただきます。高速道路の進捗状況や福祉施策についての質疑が交わされました。
障がい者優先駐車場がありますが、モラルのない人が車を駐車していることから、その駐車場を必要としている人が困っているケースがあります。指導しても自分本位の人が後を立たないので苦慮しているのです。対策としては注意喚起する以外にないのですが、そんな人はその場は楽をしても、どこかの場面で大変な思いをすることになります。
心は見えないけれど、行為は見ることができます。だから心は見えなくても、障がい者優先駐車場に駐車するという行為は誰からも見ることができます。モラルがない、常識のない人、そして心のない人だと見られているのです。モラルのない人はその時は楽をしても社会からの信用は失いますし、お天道様が見ていますから、やがて負のプレゼントを受け取ることになります。
議会で質疑を聞いていると政策が不発に終わる場合、人の心に関係していることもあることを痛感しました。計画通りに進まないのは人が関わっていることも原因になる時があります。他の議員の一般質問は、関わる人の内心を見る機会にもなり勉強になります。
和歌山県議会議員連盟総会が開催されました。5つの議員連盟があることから合同総会という形式で開催されました。5つの議員連盟は、高速自動車国道紀南延長促進議員連盟、和歌山県議会半島振興・関西国際空港対策議員連盟、第二阪和国道・京奈和自動車道・太平洋新国土軸建設促進議員連盟、和歌山県議会農林水産振興議員連盟、和歌山県議会観光振興議員連盟となっています。
年次総会により活動経過と活動方針案、決算と予算案は全て承認されたので、早速新年度の活動に入ることになります。
続いて、和歌山県内の高速道路を初めとする主要道路の計画の進捗状況について、県土整備部から説明を受けました。
これまでの計画に加えて、すさみ串本道路は平成26年度新規事業化が認められました。この区間は19.2kmとなっています。続く串本太地間の19kmは、実施環境整備として現地調査を推進しており、早期事業化を国に対して要望しているところです。また那智勝浦道路の8.9kmは供用済みですが、平成27年度まで15.2km全体の供用を要望しているところです。
第二阪和国道の用地進捗率は約95パーセントであり、和歌山市の大谷ランプと岬町の淡輪ランプまでの9.4kmが残りの工事区間となっています。平成27年度に供用開始の予定です。平成26年度予算は73.65億円、平成27年度予算は60億円の見込みで、完成を目指しています。
平成27年度の完成を目指している京奈和自動車道ですが、用地進捗率は100パーセントを達成しています。紀の川ICまで供用開始しているので、紀の川ICと岩出ICまでの5.7kmと岩出ICと和歌山JCTまでの6.5kmの工事を実施中です。平成26年度予算は193億円、平成27年度は約280億円を予定しており完成を目指しています。
そして和歌山南スマートインターチェンジは、和歌山県とNEXCO西日本で事業に着手しているところで、平成30年度の完成を目指しています。
和歌山県内の高速道路と主要幹線道路の事業化は着実に進展しているので、近い将来の紀伊半島一周高速道路も現実のものとして認識できる状況になってきました。高速道路は物流や観光、生命を守る道でもあり、これから和歌山県にチャンスを与えてくれる道でもあります。半島がチャンスを得るためにも、引き続いて議員連盟として早期開通を国に要望していくことにしています。