和歌山市中心市街地の都市再構築戦略事業について協議を行いました。中心市街地に活力を取り戻すことが和歌山市の大きな課題です。平成27年度の紀の国わかやま国体終了後は、和歌山市中心市街地の再構築が今よりももっと大きな課題となりそうですから、それに先駆けて事業者と話を行っています。再生のための設計などは今から準備を行うことが不可欠で、事業認定を受けるためには平成27年度末までに事業着手まで進めておく必要があります。
老朽化したビルや商業施設などは、次の時代に向けて再構築を図ることが和歌山市にとつて必要なことです。中心市街地にあるビルや商業施設の再生を図らなければ、和歌山市に未来は感じられなくなります。ただ行政主導でのまちづくりは限界がありますから、民間事業者の投資を促せるような制度適用と支援を行っています。都市再構築に向けたオーナーと話し合いを行い、構想を具体化させる方向で一致しました。
オーナーからは「お客さんが望むような必要な投資は行います。ただ事業計画と和歌山市のまちづくりの方向性を一致させる必要があると考えています」と話がありました。自らの事業と和歌山市中心市街地の再生につながるような投資なら実行してくれますが、和歌山市の将来の姿を描けなければ無意味な投資になるので、そうであれば検討されることになります。投資を呼び込めるような中心市街地再生計画を進めたいと考えています。
事業拡大を図っている経営者と再生可能エネルギーについて協議を行いました。本業に加えて地域貢献、地球環境問題への対応、そしてエネルギー不足に対応できる必要な取り組みとして再生可能エネルギーに関心を持っているという話です。投資の要否は専門外の分野なので慎重になっていますが、地域社会や日本の将来に貢献できるのであれば検討するという話です。
エネルギー問題に関心を示してくれていることを有り難いと思っています。
平成27年7月6日に開催予定の和歌山巴里祭についての打合せを行いました。お客さんに来てもらうための方法や支援要請、当日配布のプログラム原稿についてなどを話し合ったものです。広告掲載や入場券購入など、皆さんの協力を得て当日に向かっています。
民間事業者が、事務所ビルのトイレを障がい者用トイレに改修する計画を立てています。これは国体開催時の対応や、障がい者の民間企業への就労支援のための研修をする場とするために必要な改修工事です。この経営者は障がい者にやさしい和歌山市を目指していますから、和歌山市とも連携を図りたいと考えてくれています。
紀の国わかやま国体には全国から選手と応援団、お客さんが来てくれますから、障がい者に配慮できた町であることを感じてもらいたいのです。トイレ改修はその一端ですから、開催までに障がい者用トイレの数を増やしたいと思います。
長唄、お三味線は日本の伝統文化ですが、それを継承する人がいて次の世代に引き継ぐことができます。和歌山市の歴史も同じことで、和歌山市の歴史を知っていて、次に語り継ぐ人の存在は不可欠です。一度でも途切れたものを、時間を空けてまた継続させることは至難の業だからです。和歌山県内で活動しているH先生は東京や名古屋で演奏活動を行いながらも、地元の小ども達に対しての普及活動を行っています。頂を高くすることと、愛好者の人口を増やすことが日本の伝統文化を守りつなげるための大切な活動です。地元の学校や公民館などでの演奏会や体験教室などを実施することを確認して話し合いを終えました。
- 夕方からは懇談会に参加しました。和歌山県と和歌山市の課題などを話し合う機会となりました。話し合う中で、仕事は人でありコミュニケーションであることが分かるものでした。
- おもてなしの接待を行ってくれている飲食店に出会いました。和歌山市の観光パンフレットや和歌山市の見所の案内の資料などを配置させて和歌山県外から来てくれたお客さんに渡してくれています。経営者のおもてなしの気持ちが伝わるものでした。