和歌山市内のビルオーナーから地震対策の相談を受けたので、事務所を訪問して協議を行いました。既に建物の耐震診断は終了しているのですが、一部耐震補強を実施する考えを持っています。それに合わせて補修を検討するなど、ビルの耐震化と長寿命化を考えているようです。
ところでオーナーから「私は長い年月、経営者や政治家を見てきました」と話を切り出してくれました。そして「一流の人物に必要なものがあります」として、人徳、運、時代、職種の4項目が人には必要だというものです。中でも人徳はその人を表す代表的なもので、「私の経験から、人徳のある人は上に行きますが、ない人はそこから上ることはありません」と話してくれました。
大切な人徳とは自然に身に備わっている資質で、後からついてくるものではないところが曲者です。人徳とは人間的な魅力のようなものですが、表情、姿勢、話し方などから伝わってくるものです。
このオーナーが尊敬している経営者の話をしてくれました。現在は上場企業の相談役になっている方ですが、人徳に優れた人物として尊敬しているようです。この相談役は若い頃に、名経営者と評価されている二人の社長の秘書をした経験があります。名経営者の仕草や話し方などを吸収して人の道を高めていったと評価しています。「人の良いところを吸収できる力も人徳を形成するものですから」と言って、「和歌山県に人徳のある政治家は少なくなっているように思います。人徳のある政治家の登場を期待しているのですがと」話してくれました。
人の道を高めることが人徳を形成していきます。超一流の人と一緒にいることが自ら持っている人徳を高めることにつながります。そんな人徳のある人は人と争うことはしませんし、争う時間や批判するための時間があれば穏やかに、そして自らを高める努力を続けています。オーナーの教えに心が清められました。
地震対策から人徳の話へと発展していきました。仕事の話に続いてこんな話をしてくれたのは、「片桐さんに期待しているからです。期待していない人には人生訓は話しても無駄なので話すことはありません」と伝えてくれたことに感謝しています。人にとって大切な成功者の人生訓を聞かせてもらえることは幸せなことです。
平成27年は海草・向陽高校誕生100周年の年になります。向陽高校の校長先生がそれに向かっての総会の式典の案内に来てくれました。何としても来年に向かって機運を盛り上げたいので支援して欲しいという依頼をいただきました。伝統ある高校が和歌山市に存在して、これからも地域の力になっていくことを願っていますから、今年の総会に出席することにしています。OBとして海草・向陽高校100周年を盛り上げる一助になりたいと考えています。
大地震への備えについて説明を聞かせてもらいました。地震発生時に停電していたとしても簡単に施錠が外れるしくみを説明してくれました。キーボックスにこの装置を取り付けておくことで、非常時に役立つというものです。既に採用されている事務所などがあり、災害への備えとして検討していきます。
- 再生可能エネルギーの最近の情勢について話を聞かせてもらいました。平成24年度に認定を受けている計画地点は上期末を目標に着工を進めているようです。同じように平成25年度の認定を受けている計画地点も早期着手を目指しているようです。
- 夏の式典に関する実行委員会を開催しました。開催月は8月ですが、皆さんへの案内や内容の打ち合わせなどがあるので今から準備を進めています。
- 人材派遣の仕事について協議を行いました。技術者や質の高いサービスの仕事では人材が不足しています。また工事現場用の重機や輸送用トラックなども不足しています。現状もそうですが将来に亘って技術者が不足すると思われるため技術者の養成の方法について話し合いました。技術を教えることと現場経験を踏まないことには一人前にはならないので、今から養成を進めようとしています。