今年の万葉薪能開催について説明をいただきました。今年は10月12日に開催される予定ですが、わが国を代表するキャストが出演してくれることになっています。和歌山市における万葉薪能の活動は、能のワークショップと小、中学校などでの出前授業の開催、そしてワークショップで学んだ子ども達が10月に開催している万葉薪能の舞台に出演していることが特徴です。
全国で能のワークショップをしている中で、実際の舞台経験までつなげている事例はないと言うことです。通常、能を習った後はその会で発表会を行って、ワークショップは終了という形式が多いのですが、万葉薪能の会では実践の舞台経験をしてもらっています。日本の伝統文化に親しみ、舞台に出演できる機会を提供している活動は、大いに評価できるものです。
和歌山市の秋の風物詩としての地位を確立している感がある万葉薪能は、今年も充実したスタッフとキャストで開催される予定です。皆さんの参加をお待ちしています。
和歌山市は高齢化が進展していることから、地域で新しい課題が発生しています。過去に開発された住宅地の住民の皆さんも高齢化していることから、町内清掃や町内管理の面で支障がでているのです。例えば溝掃除や町内の空地の管理などは高齢化していることから、今までのように出来難くなっています。溝に土地が溜まったり、空地に雑草が茂ったりと、町内だけで維持と管理が出来ない状況になっています。
そこで市役所に依頼が集中しているため、人員もコストも増加しているようです。高齢化によって、これまで必要としなかった町を維持するためのコストが必要になっているのです。自分達の自治区は自分達で管理と運営をすることが基本ですが、高齢化によって若い時と同じような活動は出来難くなっているのです。和歌山市にとっての新たな大きな課題です。
和歌山市内の町内をお邪魔して現場調査と話し合いを行いました。これからもっと大きな課題となりそうです。
平成27年度国の施策と予算に関する和歌山県の提案と要望の説明を受けました。平成26年度が始まったばかりですが、もう平成27年度の政府要望の時期に入っています。来月、6月初旬に国に要望することになります。
和歌山県として国の政策として実現して欲しい要望を織り込み、国に対して説明することになります。要望項目は地震と津波対策、風水害対策、公共インフラの充実、産業と地域振興、生活の安全と安心づくり、福祉と医療の推進などがあります。
私からは海洋エネルギー開発の促進と和歌山県沖の表層型メタンハイドレードの開発について要望を行いました。海洋エネルギーは再生可能エネルギーの中でも有望なエネルギーであり、黒潮のエネルギーを県として有している和歌山県だけが取り扱えるエネルギーです。中でも海流発電はエネルギーの賦存量が多く気象などの影響が少ないので有力なエネルギー候補になり得ます。
国に対しては、潮岬沖を実証フィールドとして選定することと、国主導のプロジェクトとして海洋発電を推進することを要望します。内閣府から平成26年7月には実証フィールドとして選定される見込みですから、選定後の動きを何としても加速させたいと思います。
またメタンハイドレードの調査を、日本海側は国が実施しているのですが、太平洋側は平成24年度以降、和歌山県が県単独予算で行っている段階です。国産エネルギーとして有望なメタンハイドレードですから国による調査を行って欲しいと要望しました。もう少し言うと、国に対して太平洋側の表層型メタンハイドレードの詳細な調査研究を行い、資源量の調査と取り出すための技術開発を早期に進めることを要望するものです。資源回収技術の開発を行うことで将来のエネルギーとなりますし、民間の投資を呼び込むことになります。日本海側と比較して出遅れの感がありますから、和歌山県として国に要望することに続いて、三重県、愛知県とも連携し、太平洋側の協議会のようなものを立ち上げて協議会として国にあげることも要望しました。
まだ表層型メタンハイドレードは、資源量把握に向けた初期段階にあります。早期実用化に向けた取り組みを強く要望しています。
和歌山県としては、これらの海洋エネルギー開発を促進して欲しいと国に対して要望することにしています。
和歌山県内の鳥獣被害に対応するための射撃体験をしました。モニターに向かって模型のライフルを撃ってイノシシなどを狙います。射撃を体験し、その難しさを実感できました。射撃は練習によって技術があがりますが、その練習場が不足していますし、若い人が狩猟に関心を持っていないようなので、狩猟のできる人材の育成が課題となっています。
テレビモニターに対して射撃をして、その難しさを体験したので、鳥獣被害への対応についても調査したいと考えています。
- 職場委員会において県政報告をさせていただきくました。報告内容は平成27年度の政府要望の中で、海洋エネルギー開発について、和歌山県景観条例の範囲の拡大についての検討進捗について話しました。
- 夕方からは経営者の皆さんとの懇談会を実施しました。今日も役に立ち学べる懇談会となりました。