活動報告・レポート
2014年5月27日(火)
贈呈式
贈呈式
贈呈式

和歌山ゴールドライオンズクラブ、有限会社サプライズ、和歌山環境エコ・アクション・ポイント協会から和歌山市教育委員会に対して、災害時に防災用頭巾として活用できる園児用バッグを贈呈いたしました。和歌山市立幼稚園全園児に行き渡るように寄贈したものです。

和歌山市内の幼稚園では大災害への備えとして、毎月1回は必ず避難訓練を実施しています。年間12回の避難訓練をしているのですが、今回の防災頭巾にもなるバッグの着用も避難訓練の中で取り入れてもらえると思います。

非常時に行動に移せるためには日常の訓練が大切です。日常できていないことが非常時にできることはありません。小学校になると教室では個人の机がありますが、幼稚園では机はありません。ですから地震発生時において咄嗟に頭を守る場所がないのです。そのため防災頭巾となるバッグは幼稚園に適した防災用品であり、日常はバッグとして、非常時に際しては防災頭巾として活用できるので、子どもを守ることにつながります。

毎月の避難訓練の開催や非常時のためのバッグが身近にあることは、いざという時に反応してくれることになります。子どもであっても非常時は自分で自分の身を守ることを意識することで、地震などに対応できることになります。

贈呈式

さて今回の贈呈式は地域社会への貢献活動を実施しているライオンズクラブが、和歌山市の子どもたちの安全と安心のためにできることを考え、防災頭巾になるバッグの寄贈を実施することにしたものです。和歌山市の寄贈に際しては、有限会社サプライズの協力を得て、和歌山市内の全ての公立幼稚園に通う園児に配布することができました。ライオンズクラブのアクティビティに相応しいものであり、成果を感じられるものです。配布したバッグは1,000個で、店頭価格は2,480円なので、相当な地域貢献につながるアクティビティになったと考えています。

南海トラフの巨大地震に備えることを目指した今回のライオンズクラブの活動を誇りに思いますし、地域社会の貢献につながっていると感じています。

式典には和歌山ゴールドライオンズクラブ会長と幹事、環境保全委員長である私が出席させていただきました。意見交換の時間を含めて有益な時間になったと思っています。

贈呈式

今回は和歌山市教育委員会の皆さんの協力を得て、全ての公立幼稚園の子どもに配布することができました。和歌山市に対しては危機への備えとして、東北の被災地である相馬市に対しては災害から復興段階にある幼稚園児に配布することで、再び同じ悲劇を繰り返さない意識付けと自分の身体は自分で守ることを徹底するために寄贈することにしています。和歌山県と東北の復興が加速すること、そして津波と大雨で被災した地域間の連携を図るためにも、今回の和歌山市教育委員会での贈呈式と東北で贈呈式の意味をつなげて安全意識を高めたいと考えています。

例えば東日本大震災で被災した地域の子ども達の体験を、和歌山市で発表する機会を設けるだとか、子どもの交流機会を作ることで経験を共有することも考えられます。

東日本大震災から約3年が経過しています。精神的に苦しい状態が続いていると聞いています。精神的に苦しいのは被災者の皆さんが、全国の皆さんが東北のことを忘れ去っていると感じていることも原因です。少なくとも和歌山県は東北のことを忘れていないことを東北の皆さんに伝えたいと思います。

和歌山市教育委員会で今回贈呈式を実施できたことは誇るべきことであり、東北とのつながりに発展していく可能性を見出せたものです。

LED照明

和歌山県産品のひとつである和歌山県内で生産されているLEDについて話し合いました。県産品としてLEDが指定されていることは珍しいことであり、和歌山県産のLEDを全国に売り出す方法を協議しました。全国に広げるためにはストーリーが必要ですし、発信力のある方法が必要です。それらの方策についても話し合って方向性を掴みました。

その他
  • 夕方からは懇親会に参加しました。身体を鍛えることと災害から身を守ることを組み合わせた取り組みや、身体を鍛えることによって健康的な生活を過ごせることについても話し合いました。
  • 道路の安全対策としての住宅地内でのカーブミラーの設置について協議しました。設置するための条件があるので、それらを解決するための話し合いを行い、問題は解決し進展することになりました。