活動報告・レポート
2014年5月26日(月)
海洋資源
海洋資源

和歌山県の海洋資源活用に関しては議会で取り上げたり報告会で説明していますが、今回はわが国の排他的経済水域(EEZ)内にある海洋資源について話を聞かせてもらいました。日本海側にはメタンハイドレードがたくさん存在していること、東シナ海には石油が約72億トン存在していること、沖縄県付近には熱水鉱床があること、そして南鳥島にはコバルト・リッチ・クラストが存在していることから、日本は世界有数の海洋資源を有する国だということです。このように日本はEEZを含めると領土は12倍にも増えることになり、豊富な海洋資源を有する海洋国家になります。

ですから日本は海洋国である優位性を利用して、資源産業を事業化することが将来に向かっての使命だと思います。メタンハイドレードや石油などの資源は、100年分あるとも言われていますし、熱水鉱床に含まれているレアアースも相当量が存在していると言われています。これらの海洋資源を取り出すことができれば一気に資源国となり、エネルギー問題や国富の流失といった課題は解決に向かいます。

日本海側の府県は海洋エネルギー資源開発促進日本海連合を設立して、メタンハイドレードの開発を国に働き掛けています。日本海側のメタンハイドレードは民間によってその存在が確認されていることから開発に積極的姿勢だと聞きました。

しかし太平洋側、和歌山県と三重県沖の熊野灘にもメタンハイドレードが存在している可能性があるという和歌山県の調査結果があり、事業化に向けた動きを加速して欲しいと要望がありました。

海洋資源の開発でエネルギー問題は解決に向かいますし、国の借金についても解決へと向かわせることは可能です。日本の将来は海洋開発による海洋国家を目指すべきであり、海に面している和歌山県こそその先駆けになって欲しいと依頼も受けました。

私は和歌山県の将来に向かっての夢と希望となるものが海洋資源開発だと考えています。国体以降の取り組みとして、将来に夢のある施策として海洋資源の開発があります。メタンハイドレード開発と海流発電への参画は和歌山県として取り組むべき命題だと考えています。地域経済と雇用の確保という、和歌山県が目指すべき最大の成果の期待がありますし、資源産業とエネルギー産業を生み出せる可能性を秘めているのです。日本海側の府県でも資源産業を手掛けることは可能ですから、それに遅れることなく和歌山県が一番先に取り組みたいと思います。

和歌山県でこれからも暮らしていくためには、将来実現することが可能な夢と希望が必要です。子ども達がここで仕事ができる、所得が得られるための資源産業を生み出すことは和歌山県として夢のある施策です。減少していくものの穴埋め的な施策や遅れを取り戻すための施策も大切ですが、将来に夢があり富を生み出して地域経済の発展につながるような施策を重点志向したいと考えています。

海洋資源についての意見交換は有益で楽しい時間となりました。

議会報告会
議会報告会

午後7時から9時まで議会報告会を開催しました。生憎の雨天でしたが皆さんに集まっていただき報告会を実施することができました。今回のテーマは交通政策として信号機の役割と海洋資源についての二点を取り上げました。

前回の議会報告会で信号機に関して数点の質問があり、現場確認と対応が必要なものは協議をしました。その結果を踏まえての報告と交差点と信号機の関係など、安全走行について説明を行いました。交差点が続く道路にある信号機は、渋滞しないように設定がなされています。それでも渋滞を招く時があるのですが、考えられる最良の設定をしていることを、事例を以って説明しました。

そうしたところ、「感動しました」、「信号に感動」などの意見がでました。信号の設定と果している役割を説明した結果、感動してもらえたことは嬉しいことです。信号機が渋滞緩和に役立っていることや、警察が交通安全のために対策を講じていることに感動してくれたのです。単に信号機を設置しているだけではなくて、設置されている信号機のあり方には全てに意味があるのです。

信号機を設置している意味に感動してくたことは警察にも伝えたいと思います。

また最近増えているLED信号機の見え方についての説明をしました。運転していると赤なのか青なのか見え難いLEDと信号機があります。見え難く設定しているのは理由があることを、「これを聞いたら感動すると思います」と前置きをして説明しました。見え難いLED信号機にも理由があるのです。

その他、左折矢印の出る信号機の走行方法や、歩道を車で横切る時の注意などを説明しました。歩道があっても駐車場から車が出てくる時があります。歩道上の歩行者が止まって車を回避する場面がありますが、運転手は道路交通法の中の歩行者優先ということを忘れている場合があります。不注意による事故を防止するために、駐車場から幹線道路に出る道路に歩道がある時は、その区間の歩道に着色することで運転手に注意を促す対策も考えられます。良いアイデアだと思うので県警察と相談してみます。

続いて和歌山県の海洋資源と日本が海洋国家を目指すことについても説明しました。将来に向かっての夢と希望の感じる話になったと思います。これから先について夢と希望を抱いてもらえることが政治家の役割です。21世紀の和歌山県には海洋資源の実用化という夢と希望があることを伝え報告会を終えました。楽しい報告会になったのは皆さんが興味を持ってくれたこと、関心を持って質問してくれたからです。参加してくれた皆さんに感謝しています。

その他
  • 市道の安全確保のためのカーブミラーの設置について協議を行いました。見通しの良くない道路の安全性確保について地域から要望があったものです。
  • 和歌山市一斉清掃において市道の水路に鉄板がはめ込まれているため清掃できない箇所がありました。水路に土などが浚渫しているため取り除くことについて協議を行いました。