活動報告・レポート
2014年5月23日(金)
友ヶ島の講演
保存用パン

防災対策に力を入れている自治会から保存用パンについての問い合わせがありました。

缶入りのパンではなくて高齢者が食べられるような柔らかい保存用のパンを希望しています。そこで5年間保存できるパンを探し持参しました。この自治会は倉庫を持っていて、現在も飲料水、毛布、リヤカー、非常食などを備蓄しています。ここに保存用のパンも備蓄対象として検討しているところです。

今年も6月には災害避難訓練を実施する計画になっているので、どんな成果が出るのか楽しみです。

長唄

長唄とお三味線の演奏会について杵屋先生と打ち合わせを行いました。日本の伝統文化の維持、普及を図るために小学校に行ったり地域の活動に参加していますが、7月にも演奏会を計画しています。ところが畳を敷いた会場が必要なので中々適所がありません。そこで市内にある会館を見てもらいました。二つの部屋は畳であり舞台もあるためお三味線の演奏会に適していると考えたからです。先生達に視察してもらったところ演奏会で使用できる環境があるということになり、この場所で演奏会を行うことに決定しました。7月27日の日曜日に長唄とお三味線の演奏会を開催します。今から演奏曲目の選定や企画に入ります。演奏会の後は体験コーナーも設けて、日本の伝統文化に触れていただくことも考えています。

都市計画道路

和歌山市内の都市計画道路の進捗状況と見通しに関して話を聞かせてもらいました。多くの幹線道路は平成27年度の紀の国わかやま国体に間に合うように工事が進捗していますが、国体に間に合わない都市計画道路もあります。平成27年度までにできるところまで完成させて行きますが、工場移転などの関係で間に合わない箇所があり、今日確認した当該道路は平成34年度の完成予定となっています。

平成34年度は今から8年後のことなので相当長期的な計画です。8年後に今日打ち合わせをしたメンバーは一人もいないことも考えられますが、それでも8年後に続く今の打ち合わせは大切だと考えています。基本計画をしっかりと調整しておかないと、市役所の担当する仕事と民間が担当する仕事との境で不具合が生じることになります。二度手間にならないように計画段階の今から8年後に向けた話し合いをしているのです。

まちづくりは時間と予算と関わる人の熱意が必要です。8年後には誰もいないから適当な計画で良いと思う人がいたなら8年後の完成はありません。事業に関わる全ての人が完全に現在の仕事を遂行していくことで道はできるのです。

今開通している道も過去の関係者が尽力してきたと思うと、道路やインフラを大切に扱いたくなります。今の仕事が8年後に直結していると思うと責任を大きく感じますし、先が見えない現在の仕事の大切さも分かります。

道路行政から将来のまちづくりを垣間見たような気がします。

友ヶ島の講演

松浦光次郎さんによる友ヶ島の魅力についての講演がありました。和歌山市内の宮脇書店内の会場は満員で、友ヶ島人気を裏付けるようでした。松浦さんは早い時期から友ヶ島の魅力を発信し続けているのですが、最近は「観光のお客さんが増えています」と話してくれているように人気のスポットとなっています。

歴史と自然に加えてゲームの世界に出てくるような景観も魅力のひとつですし、ここで咲いている花もこの島の魅力を形成しています。

松浦さんの話を聞いていると、友ヶ島に行きたくなります。明後日の日曜日は、松浦さんが友ヶ島の観光案内をしてくれるので、現地に行くことにしています。とても楽しみになってきました。

そして『紀淡海峡に浮かぶ「友ヶ島」』を発刊したことから、再度、読み返してみたくなりました。友ヶ島の魅力を伝えてくれた松浦さんに感謝し、これを契機として皆さんが友ヶ島を訪れてくれることを期待しています。

その他
  • 再生可能エネルギーに関しての話を聞かせてもらいました。前年度以前の事業で進展していない計画があり、どう対応していくのかを話し合っている様子を聞かせてもらいました。事業計画通りに行かない計画もあるものです。
  • 検討が進められている景観条例について調査しています。景観保護が必要な地域での景観条例は必要ですが、経済活動との兼ね合いも検討が必要です。その視点から景観条例を拡大する予定の地域の現状について調べています。