外国語学習に関して教育関係者の話を聞かせてもらいました。和歌山市においても外国語学習をするための環境はありますが、英語以外の言語学習機関は余り知られていないと思います。和歌山市内でも留学生を受け入れている組織があり、それぞれの留学生の母国語と日本語を学び合っているようです。またこれから留学を希望する人のための教室も開講されていることを知りました。和歌山市から外国に飛び出す人のために基礎学力を身につける環境もありますから活用して欲しいものです。
友人のTさんの自宅新築の地鎮祭が執り行われました。この地鎮祭に参加させてもらい、一緒に神様にお祈りさせてもらいました。地鎮祭の主旨は、その土地にいる神様、生き物などに対して、この場所に建築物を建てさせてもらうので受け入れて下さいとお願いをするためのものです。土地には神様が宿っていますし、人には見えないような小さな命も暮らしています。そんな命の中に後から人が入っていくのですから、先に存在している命に受け入れてもらう必要があるのです。
文字通り地面を鎮めることが地鎮祭です。近年はそこに工事の安全と竣工後の平穏をお祈りする意味も込められています。
さて地鎮祭には何度も参加したことがありますが、年齢を重ねると共にこの儀式の大切さを感じるようになっています。一つひとつの儀式に意味があることが分かるようになるのです。そして神主の祈りに反応して神様が降臨してくれ、地鎮をした後に天に帰る物語のような光景を見ることができます。見えないものを信じられるようになっている自分がいることに気付きます。
神主の呼び掛けに呼応して神様がこの地を鎮めてくれることで安心が広がります。地鎮祭というわが国古来の伝統の力を感じることができました。
Tさん、地鎮祭おめでとうございます。
午後6時30分から田辺市内において県議会報告会を行いました。主催してくれた皆さんに感謝していますし、参加してくれた皆さんにも深く感謝しています。田辺市で議会報告会をするのは年に一度程度ですから楽しみにしています。和歌山県内で議会報告をさせてもらうことで、日頃会う機会が少ない方と交流機会が生まれますし、地域の課題も見つけることができます。何よりも滅多に会う機会がない皆さんが歓迎してくれる空気があり、持ち時間は即座に過ぎてしまいました。午後7時30分頃報告会を終え帰路に着きました。
今回の説明テーマは大きく二つです。環境保全のための景観条例の改修範囲の拡大についてと、わが国、中でも関西地域のエネルギー問題について説明を行いました。
環境を守ることは大事ですが、地域での暮らしと共存する必要があります。社会のインフラを整備することや保つことは容易ではありません。特に熊野沿いの道路に工作物が集中していることから、この道路沿いの地域を景観条例で強く規制する特定地域として指定することは十分な議論が必要です。後世に残すべき景観は保全するのは当然ですが、社会のインフラを調えるために必要な工事や措置は適用除外をすべきです。地域での生産活動、経済的活動の力を必要以上に削ぐような条例は好ましいとは思えません。条例に記された地域、条文の内容や解釈などは今後も詰める必要があります。
エネルギー問題に関しては東日本大震災以降、夏場と冬場を中心に不足していますし、エネルギーコストが上昇していることから和歌山県として対応している旨を伝えました。
和歌山県が誇る自然景観は守るべきものですし、エネルギーは無尽蔵ではありませんから使い方を学ぶ必要があります。このような県政の課題と対応について話し合いました。大きな課題を扱っている重責を感じながら報告会とさせていただきました。
本番に至るまでの準備は難しいものですが、それにしても訪問した和歌山県内の皆さんに対して議会報告会を行うことは楽しいことです。皆さんの応援があって議会報告会ができていることに感謝しています。