活動報告・レポート
2014年5月13日(火)
信号
信号

道路信号について教えてもらいました。普段は何気なく通行している道路に、安全確保と交通ルールを維持するために信号が設置されています。信号があるから車の運転ができるのであって、信号がなければ怖くて車の運転はできません。そんな大切な信号ですが、急いでいる時や渋滞の時は、信号がなければスムーズに走行できるのにと思ってしまいます。大事な信号ですがドライバーからは良く思われない存在かも知れません。

そんな信号に関する問い合わせや要望があったことから警察本部に確認を行い、信号について教えてもらいました。短時間でしたが信号についての理解が深まり、とても勉強になりました。

まず道路を渋滞させないでスムーズに走行できるために信号を設置し、時間設定や道路の前後の信号との調整をしています。幹線道路の走行を維持することを前提にしていますが、交差点や三叉路などがある道路の信号の時間設定などは簡単に決めているものではありません。現場調査を行うこと、交通量を把握すること、そして地元の要望を加味して設定しています。

交差点と交差点の距離が短い現場があれば、そこの信号の時間設定や車の流し方に工夫をしています。そのため幹線道路を走行している運転手からすると、この交差点は青なのに次の交差点は赤なので、スムーズに走行できないと不満に思う場合があります。しかし、そんな交差点の信号設定をしているのは理由があるのです。交差点と交差点の間隔が短い道路の場合、一気に赤にしてしまうと渋滞の原因になります。そこで信号の色を少しずらせて車を短い道路の間に滞留させないようにしているのです。この時間設定と信号機の組み合わせを確認すると、とてもよく出来た設定にしていると感心します。

また交差点なのに信号のない進入路があります。危険箇所なので信号を設置して欲しいと要望がありますが、信号を設置できない理由があるのです。その道路から幹線道路に出るところに歩道があったのです。歩行者は歩道であれば止まることなく歩くことができます。車が歩道を横切ろうとすれば歩行者の歩行を妨げないで走ることが法律で義務付けられています。今回調査した交差点には歩道があったのです。歩道があるため信号を設置できないのです。信号を設置した場合、正面の信号が青になれば車は幹線道路に入ろうと走り出します。しかし正面に歩道があるので歩行者は歩いてきます。車は信号が青であることから走行しますし、歩行者は歩道の上なので歩くことを妨げられないと思っています。ここに交通事故の危険性があるのです。

ですから正面に歩道がある道路から幹線道路に侵入する道路には信号が設置できないのです。教えてもらうと当たり前のように思いますが、現場に行って危険箇所なのに何故信号を取り付けないのかと考えても理由は分からないのです。

そして交通量の多い道路でUターン禁止にして欲しいという要望がありました。しかし現在の道路交通法によって、右折表示のある信号機が取り付けられている場合はUターンできることになっています。そのため右折矢印の出る信号では法律によってUターンできるのであって禁止にはできないのです。むしろ右折矢印によって前方の車が停止している間に右折やUターンする方が安全の確保ができることになります。

もうひとつ事例を取り上げます。最近増えているLED信号ですが、LEDの青が見え難いという話があります。現場に行って確認すると確かに見え辛いのです。そこで見え易いように改善要望をしたのですが、これも見え難くさせる必要性があり、あえて見え難くしているのです。例えば大きな交差点で信号が二箇所並んでいる場合があります。最初の信号が赤になっても、大きな幅の幹線道路では車のスピードが出ているので、手前の信号が赤になっても次の信号が青であれば、交差点を急いで走り抜けようと思うことがあります。大きな交差点の場合、赤なのに交差点に侵入することはとても危険な行為になります。そこで二番目の信号の青を見え難くすることによって、最初の信号が赤でも走り抜けようとする車の進入を防ごうとしているのです。手前の信号が赤で二番目の信号の色が確認できなかった場合、ドライバーは進入することを躊躇います。信号の色が青かどうか分からなければ車を止めようとするものです。そんな人間の意識を利用するためLED信号の青を見え難くしているのです。

信号が見え難いことも理由があってのことだと知ることができました。安全に道路を走行してもらうために、信号に工夫が隠されていることを知りました。こんな工夫がなければ安全確保もスムーズな走行も、今以上にならないと思います。プロの仕事を確認させてもらい自らの安全意識も高まりました。

飲食組合総会

和歌山市料理飲食業組合の総会が開催され、案内をいただいたことから出席いたしました。総会に先立って挨拶をさせていただきました。挨拶の主旨は次の通りです。

和歌山市料理飲食業組合の総会が開催されましたこと、心よりお祝い申し上げます。そして今年も総会にお招きをいただいていることに感謝しています。市長もお越しなのでそれよりも短く挨拶をさせていただきます。

昨年度、平成25年12月でしたが、皆さんに研修会の案内をさせてもらったところ、本日参加している方もたくさん出席してくれました。研修内容は言うまでもないのですがお互いに交流ができ、楽しい親睦の機会になったことと感謝しています。会員同士の親睦の機会を作ることでお互いが成長できるものだと思います。本年度も研修機会を設けたいと考えていますので、皆さんと是非ご一緒させていただきたいと思います。

学ぶことで一緒に成長できることを期待して、挨拶とさせていただきます。

皆さんとの懇親をさせていただき、今日の時を刻みました。いつも仲間として歓迎してくれていることに感謝しています。