活動報告・レポート
2014年5月12日(月)
自治会研修会二日目
自治会研修会二日目

研修会の二日目はサントリー天然水南アルプス白州工場を訪問しました。森の環境保全に務めているサントリーの姿勢を学ぶことができました。南アルプスの天然水は20年前に降った雨や雪が地中に浸み込み、この地域にある花崗岩に磨かれて私達のところにやってきています。20年という歳月と自然のろ過装置に磨かれて私達に届けられているのです。

日常生活においてはお店で見たり飲んだりしていますが、それ程、水の生い立ちを気にしないでいました。ところが年月と環境保全の取り組みによって天然水が届けられていることを知りました。

自治会研修会二日目

この工場は約180ヘクタール、2008年10月から30年契約で稼動することになっています。その間、天然水を汲み上げるだけではなくて森資源を守るために研究と取り組みをすることにしています。天然水を育む森を守ろうとしているのです。汲み上げる水よりも、多くのきれいな水を作り出して次の世代に残そうとしているのです。この企業姿勢を聞くとサントリーの印象はとても良くなります。

私達の会話でも「どの水でも同じだと思っていたけれど、これからはサントリーの水を飲まなければ」、「自然を守る姿勢は素晴らしいと感じました。イメージの良い製品を買いたいと思います」など好感度は確実にアップしていました。

「水と生きるサントリー」というスローガンが掲げられていましたが、人は水がなければ生きていけない自然界で活かされている存在です。大切な森を守り水も守る。そこから得られる自然界の恩恵を受けることを目指しているように感じました。

また森に住む鳥の保護と観察も行っています。野鳥に注目する理由は、野鳥は環境変化に敏感で、野鳥は少しでも環境変化を感じるとその場からいなくなってしまうそうです。野鳥が住み続ける自然環境を守ることが森を守ることにつながるのだそうです。

一つの製品が生み出されるまでには優れた企業の思想があり、また長い工程があり、直接利益と関係のないところにまで研究費を投入しているのです。そのことで人が飲んで安心できる品質を作っています。

自治会研修会二日目

続いて諏訪大社上社本宮を視察しました。到着した地点にパワースポットのモミの木が飾られていました。7年毎に新しいモミの木を立て替えているということで、次回は平成28年に立て替えることになっています。このモミの木に触れると幸運が訪れるということで観光客が触れているので表面はスベスベになっています。

また諏訪湖の近くにあることから自然崇拝の神社となっています。熊野三山に似た面があり親しみを感じました。諏訪神社を視察最後の訪問地として和歌山市までの帰路に着きました。

連合自治会の研修会に参加して思うことがあります。自治会三役の学びの機会となっていること。横の連携が図れるような親睦の機会になっていること。そして顔の見える関係を築けていることです。一緒のバスに乗り込みバスの中での研修、現地視察、そして交流機会と、お互いの連携に必要な要素を盛り込んでいます。

ですからこの研修を今後の活動に活かすことができると思います。清掃活動を通じて和歌山市の環境を考えること。地域内にも河川がありますから水資源を守ること。地域内には日前宮がありますから人と自然との共生を図ることを考えることなど、日常活動に反映できると考えています。

また他の自治会の取り組みや防災訓練の内容などは直接的に参考になりますし、自分のところの活動に取り入れることは可能だと思います。宮地区連合自治会では今秋には大運動会を計画しています。これもお互いの連携を図り自治会員の交流機会に資するものです。

宮地区連合自治会の活動がもっと活発になり、より良い地域に発展していくことを望んでいます。そんな期待を感じられる二日間の研修会でした。