今年も戦没者追悼式の日が巡ってきました。平成26年の今年は、戦後69回目の年を迎えています。戦争を知らない世代が約80パーセントになっているそうです。戦争の記憶は遠くなっていますが、平和を築いてくれた御霊に敬意を捧げることで、自分たちの世代から恒久の平和を誓いました。
この国を守るために戦い、戦火に散った多くの命が今に続く平和な日本を築く礎になったのです。病気と闘う皆さんをお見舞いする時に一人の命の尊さを実感しますが、多くの命が失われた時代の価値はどんなものだったのか、平成の時代からは想像することはできません。しかし命の重さや尊厳は天から授かったものであり、不条理に失われて良い命は一つもありません。命の限り生きたかった命を賭して日本を守ってくれた御霊に心から感謝しています。
平和な時代を見ることなく戦火に散った方々に感謝の意と、平和の時代が続いていることを報告する機会が今日です。再び惨禍を繰り返すことのないように、現役世代が平和を尊び、次の世代につなげたいと思っています。
ご遺族から「戦後69年が経過して、もうあなたたちの孫の世代となっています。多くの遺族はあなたたちの世界に旅立っています」と主旨の言葉がありました。子どもの世代も現役を退いて、孫の世代が社会を支えている時代に入っています。69年という年月の長さと速さを感じます。語り継がれている戦争の記憶は風化させることは絶対にしてはならないことであり、毎年訪れる5月5日のこの追悼式は戦火に散った方々の声を聴く大切な機会となっています。御霊の意思は遺族の皆さんの声を通じて聞こえてきます。その声をしっかりと受け取り、その意思を受け継ぐことが後に続く私達の役割なのです。
そんな県議会の思いを代表して県議会議長が追悼の言葉を述べてくれました。戦争知らない時代に生まれ、生きている幸せをいただいたことに感謝するばかりです。きっと平和な時代に生まれ生涯を通じて自己実現を果たしたかったのだろうと思うと、自己実現が可能な時代を生きている一人として、平和な社会と共に自らも成長していくことを思わずにいられません。そして現役世代の絶対的役割として、生きている間は絶対に禍を起こしてはならないことを誓いました。
ところで「片桐さんの身内は戦争に行ったの」という質問がありました。父親と母親から子供の時に聞いた記憶があります。東シナ海で沈没させられたということです。知っているのはそれだけだったので、軍艦が沈没した年月もどこに向かっていたのかも知らないことを恥じるばかりです。今に続いている先祖のことをもっと聞いておくべきだったと思っています。
追悼式での献花を通じて、戦火に散った多くの御霊に敬意と感謝の意を述べさせていただきました。平和な時代を預からせていただいていることに感謝しています。
いつもお世話になっている宮地区にあるスタジオフェルマータのふれあいパーティに出席させていただきました。歌手でもある中井るみさんがスタジオフェルマータを開店させてから8年目を迎えました。昨年の私の夏の懇親会では、中井さんにゲストとして出演してもらいましたが、歌を通じてとても楽しくて元気な空気を作り出してくれます。
中井さんは和歌山市のことを綴った「万葉歌」をオリジナル曲として歌っています。今も和歌山市が元気になるように、スタジオ運営と歌手活動を通じて地域貢献してくれています。歌が力になる。そんな気持ちになりました。
パーティの冒頭に挨拶をさせていただきました。
皆さん、こんばんは。今回も最初に挨拶をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。今回のふれあいパーティを開催するに際して、主催者の中井さんと話をしたのは3月頃でした。今回のフェルマータのパーティは3回目となりますが、最初は5周年記念の時、二度目は7周年の年、そして今年が8周年になるのですが、5周年や10周年のような区切りの良い年でない8周年の巡りなので、今回はふれあいパーティという名称で開催しようという話し合いになりました。今回もフェルマータをご贔屓にしている皆さんと共にお祝いできることを楽しみにしています。中井さんのミニコンサートも予定されていますし、ヘアカットの実演やダンスもあると伺っていますから、一緒に楽しみたいと思っています。
中井さんについては今更紹介することもありませんが、5周年の前に和歌山市をPRするための「万葉歌」を発売しました。発表会の席にお邪魔したのが昨日のことのように感じます。和歌山市を大切にしている中井さんにぴったりな歌が「万葉歌」で、和歌浦の歴史や文化を歌ってくれています。
個人的な話しになりますが、昨年の夏、私の後援会主催のパーティにおいて中井さんにゲストとして来てもらって「万葉歌」とホップスを歌ってもらい、会を盛り上げてもらいました。今回のふれあいパーティも最後まで盛り上がる演出をしていますから、皆さんと楽しみたいと思います。どうか最後までよろしくお願い申し上げ、開会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。
フェルマータのパーティはとても盛大なパーティになりました。これからも私たちの宮地区で愛され続けるスタジオでいて欲しいと思います。ふれあいパーティのご盛会、おめでとうございます。